「テニスにはどのような歴史があるの?起源は?」
「日本にテニスが伝わったのはいつ?どうやってここまでメジャーなスポーツになったの?」
前回はテニスの四大大会について、各大会の特徴やコートの違いを詳しく解説しました!
→テニスの四大大会って何?コートが違う?各大会の特徴を解説!
大坂なおみ選手や錦織圭選手など、多くの日本人選手も活躍しているテニス。
学校の部活でも取り入れられたり、テニススクールが街中に存在していたりと、日本人にとって身近なスポーツの一つですよね。
そこで、今回はテニスの歴史について、その起源や語源、日本にどのように広まったのかについて詳しく取り上げていきます!
テニスの歴史は実はとても長く、紀元前3000年のエジプトにて誕生したと言われています。
初めのテニスの形はあくまでも複数人が球を打ち合うだけの遊びだったとされています。
当時の人々がテニスを楽しんでいた様子は壁画としても残っており、宗教的な意味も持っていたと考えられています。
そして、現代のテニスの原型が誕生したのは11世紀から12世紀ごろのフランス。
貴族たちは手のひらや手袋を使って玉の打ち合いを楽しみ、遊戯の一つとしてテニスを行っていました。当時のテニスは「ジュドポーム」という名称で親しまれていたようです。
その後1873年イギリスでは「ローンテニス」という名称となり、勝ち負けを競う競技へと変化を遂げていきました。
テニスの語源には諸説ありますが、有力なのはフランスで行われていた「ジュドポーム」での掛け声を語源とする説です。
サーブを打つときのTenez(トゥネ)という掛け声がイギリスの人たちにはtenets(テネッツ)と聞こえ、現代でいうテニスという言葉へと変化していきました。
ちなみにTenez(トゥネ)というのはフランス語で「さあ」や「ほら」などの意味を持つ言葉となっています。
エジプトから始まり、イギリスやフランスで貴族の遊びとして広まったテニスですが、日本ではどのように広まっていたのでしょうか?
日本でのテニスの歴史の始まりは1878年と言われています。
当時の文部省は体育の教員を養成する方法を模索しており、そのタイミングでアメリカ人のリーランド氏がテニスを紹介したことから、日本でテニスが始まりました。
明治時代に国が脱亜入欧を掲げていたこともあり、西洋のスポーツが教育に取り入れられたという歴史的背景も実は存在します。
学校教育の一環として始まったテニスでしたが当時のテニス用品は非常に高額であり、なかなか普及はしていきませんでした。
そこで安価な玩具用のゴムまりが発明され、そのゴムまりを打ち合う軟式テニスが日本では急速に広まっていきました。
軟式テニスの歴史は実は日本から始まっていたのです。
その後1922年に日本庭球協会(現・財団法人日本テニス協会)が創設されると硬式テニスも次第に日本国内で広まっていき、日本人にとっても身近なスポーツへと発展していきました。
今回はテニスの歴史、起源や語源、日本での広まり方について詳しく取り上げていきました!
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