「繰り上げスタートになると結果はどうなる?」
「どうなったら繰り上げになるの?」
駅伝では上位の選手が注目されるだけではなく、繰り上げの対象になってしまう選手も注目されます。
今回は駅伝の繰り上げに関して、その条件やその後の対応を紹介します!
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繰り上げスタートとは、
「首位チームからある規定の時間差がついてしまった場合に走者が中継所に到着する前に次の走者が出発する」というルールです。
駅伝において、チームでつなぐタスキが途中で途切れてしまうのは選手からしたら最悪な事態と考えられます。
では、往路・復路がある箱根駅伝を例に挙げて解説していきます!
駅伝において、最悪の事態とも言える繰り上げスタートですが、その対象になる条件を箱根駅伝を例に紹介します。
まずは、復路一斉スタートについてです。
往路を首位から何分遅れてゴールしたかが復路のスタート時に関わってきます。
箱根駅伝では、基準が10分となっています。
首位から10分以内にゴールしたチームは、その時間に応じた差をつけた状態でスタートします。
しかし、10分以上が経ちゴールしたチームにおいては首位チームがスタートしてから10分後に同時スタートとなります。
ここで覚えておかなければいけないことがあります!
復路では、走っている順位と実際の順位は必ず一致するとは限らないということです。
例えば、往路で首位ゴールから10分でゴールしたAチームと首位ゴールから13分後にゴールしたBチームがいると仮定します。
この2チームは同時に復路をスタートしています。
本来3分差があるため、BチームがAチームよりもリードしているとしても実際の順位はA>Bとなっている場合があるのです。
簡単に言うと、最終順位はゴール順ではなく、合計タイムが決めるということになります。
これまでは往路にて遅れをとってしまった際の繰り上げについて紹介しました。
では次にレース途中での繰り上げを紹介します。
先ほどの復路一斉スタートとは異なり、レースの途中で繰り上げ、すなわちタスキが繋がらない繰り上げが存在します。
往路においては、鶴見、戸塚中継所では首位から10分以上、
平塚、小田原中継所では首位から15分以上、
復路においては全ての中継所で20分以上の差がつくと繰り上げとなります。
前の走者が、到着する前に次の走者が出発してしまう事になり、タスキが繋がる目前で時間となってしまうなど残酷なルールとなります。
これは、交通規制に伴う車両混雑を避ける為に設けられています。
ある種、見所ではないでしょうか。
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レース途中で首位から引き離されタスキが繋がらなかった。
駅伝では、残念ながら毎年見られる光景です。
では途中で繰り上げスタートしたチームは失格となってしまうのか?
答えは、「失格にはならない」です。
復路一斉スタートと同様、遅れた時間を測定し合計タイムに加えます。
繰り上げでタスキは繋がらないからといって諦める必要もなく、その先の走者によっては順位を上げることができます。
先ほどもお伝えしたように、最終順位は合計時間によって決まります。
見かけの順位に惑わされないよう注意が必要ですね!
今回は、駅伝の繰り上げについて紹介しました。
選手の絆が見える駅伝、タスキを繋ぐ感動のシーンにおけるルールをしっかり理解しましょう。
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