【空手の帯】色の順番を紹介!赤帯が意味することとは!?

編集部 スポジョバ

【空手の帯】色の順番を紹介!赤帯が意味することとは!?

編集部 スポジョバ

空手の帯は何のため?表すのは級位だけではない!

「空手の帯の色って何種類あるの?」

「帯の色の違いで何が違うの?」

武道では、同じ競技の中でも帯によって様々な違いが存在します。

以前は「【ブラジリアン柔術】帯は強さを表す?色の強さと順番は?」でブラジリアン柔術の帯制度について紹介しました。

今回は空手の帯について詳しく紹介します!

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空手の帯は全部で何色?

空手の帯は全部で11種類、それぞれ11色あります。

日本空手機構では以下のように段位が分けられています。

無級は白色、12級は白色に黄線、11級は黄色、10級は黄色に赤線、9級はオレンジ、8級はとなっています。

また7級以上となると、2.3階級ごとに帯の色が変わっていきます。

7級/6級は、5級/4級は、3級/2級/1級はとなり、最後に初段以上として黒帯となります。

ちなみに、団体によっては10段にもなると黒帯以上の赤帯が進呈される場合もあります。


昇級、昇段するためには!?色によって求められるレベルを紹介!

空手は昇級、昇段するためにそれぞれの段位に応じて課題が与えられます。

初心者には初心者の課題があり、上級者には上級者の課題がある。

そのようなイメージを持たれると良いでしょう。

そこで、それぞれの級や段位はどの程度のレベルなのかを簡単にご紹介していきます。

※これから説明するジオン、チントウ、バッサイダイ、セイバイ、カンクウショウ、マツムラローハイ、セイサン、ニーセーシなどは聞き慣れない言葉かと思いますが、これは空手の形の名前になります。


12級・11級は、基本動作のその場突き6本、その場蹴り6本。順突き・逆突き・前蹴りの6本の移動基本を審査します。

10級・9級は、前蹴り順突き・前蹴り逆突き・上段受け・中段外受け・中段内受けの移動基本、基本形の審査します。

8級から5級までは、前蹴り順突き・前蹴り逆突き・上段受け・中段外受け・中段内受けの移動基本に加えて

8級はジオンの形、7級はチントウの形、6級はバッサイダイの形、5級はセイバイの形の審査を行います。

4級となるとジオンの形に加え、

組み手で刻突き・逆突き・蹴りの攻撃を行う事が出来るかの審査を行います。

3級ではジオンの形に加え、

刻突きを受けることができるか、また、刻突き・逆突き・前蹴りの攻撃を行う事が出来るかの組み手の審査を行います。

2級はジオンの形に加え、

刻突きを受けた後の即座の刻突き・逆突き・蹴りの攻撃を返すことができるかの組み手の審査を行います。

1級はジオンの形と自由攻防の組み手を行います。

※初段~5段までの組み手は自由攻防になります。それぞれ形の審査だけ異なります。

初段 ジオンの形の審査

弐段 カンクウショウの形の審査

参段 マツムラローハイの形の審査

四段 セイサンの形の審査

五段 ニーセーシの形の審査


このように、それぞれの段、級に応じて内容やレベルが異なりしっかりとした審査に合格することによって階級が上がり、帯の色が変わっていきます

級であればそこまで難易度は高くはなく、飛び級も可能です。

昇段審査は年に2回あるので、一生懸命練習すれば早くて入門してから3年程で初段を取ることは可能でしょう。

審査で見る項目は、形の理解と実践組み手です。

形はキレ、スピード、タイミング、バランス、呼吸などうまく整っていないと減点の対象となるので実践の練習も大事だと思います。

しかし、も重要なのです。

足腰の連動が出来ている突きと出来ていない突きでは打撃のパワーが全く違います。

そのような意味でも形は大事です。

例えば、バランスを崩してしまうというのは軸が弱い証拠でもあるので、その状態で実践に挑んでも大きな成果は出にくいのです。

つまり、形も実践も重要なのが空手です。

組み手に関しては勝ち負けを競うというよりも基礎的な攻防です。

すなわち、実践力を重視するのでワンパターンな攻防ではなくあらゆるパターンに対応できるように練習しておくと良いかと思います。

そして、積極性です。

引かずに前に出る、攻撃を仕掛けるというのは昇段審査だけではなく空手において大事なポイントになります。

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空手の帯は何を示す?

空手の帯は階級を示し、空手の熟練度を示すものです。

心技体の会得で帯の色が変わってきます。

このように段位や級位は技術の習得度合いを表すのは柔道やブラジリアン柔術といったほかの格闘技と同じです。

今回は空手の帯について紹介しました!

黒帯をとって満足するのではなく、一歩一歩、初段から弐段、弐段から参段へと段階を踏んで長い時間をかけて上達していきましょう。

終わりのない長い道のりかもしれませんが、それが昇級がある武道のやりがいというものではないでしょうか。


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