「野球用語でフレーミングという言葉を耳にしたことがあるけど、具体的にどのような意味を持つの?」
「フレーミングを行うとどのような効果があるのか知りたい!」
前回は野球の全ポジションに関してそれぞれの役割や有名選手に関して詳しく取り上げました!
→野球のポジション一覧!役割や守備位置、人気ポジションを紹介!
キャッチャーの大事な技術の一つである「フレーミング」。
今回は、フレーミングとはどのようなプレーなのか?実際にどのような効果があるのかということについて取り上げます!
フレーミングとはキャッチャーの技術の一つで、「ストライクかボールか際どいゾーンに来たボールをストライクと審判に判定させるスキル」のことを意味します。
キャッチャーの役割や、求められる能力に関してはこちらを合わせてお読みください!
→【野球ポジション解説】キャッチャーの役割や求められる能力とは?
具体的には捕球時に身体を動かしたり、わずかにミットを動かすことで審判の判断を誘導します。
やはり審判も人間ですから、捕球時の印象によって判断が変わってきます。
バスケットボールやサッカーでも、ファウルを取ってもらえるようにリアクションを大きくするなど、審判から有利な判定をもらうためのテクニックがあります。
これらと同じように、自チームに有利な判定をもらうことで試合を有利に展開するためのキャッチャーのテクニックがフレーミングです。
フレーミングのテクニックを用いるとどのような効果が具体的にあるのでしょうか。
フレーミングの基本的な動きはキャッチャーが捕球時にストライクゾーンの外側から内側にミットを動かす(返す)ことです。
キャッチングの技術が高い選手は約30cmほど捕球位置をずらすことができます。
逆にこのキャッチング技術がないキャッチャーが捕球する場合は、ボールの勢いに流されてしまってストライクゾーンから15cmほど外にずれてしまいます。
これにより本来ストライクゾーンに投げられたボールもボールに見えてしまい、審判に不利な判定がされてしまいます。
ボールをストライクに見せるという効果よりも、実はストライクをきちんとストライクと判定させるという意味でフレーミングの技術は重要になってきます。
ピッチャーが投げた良いボールを間違った判定にさせない。
そういったことができるキャッチャーは、ピッチャーに対して安心感を与えることができます。
フレーミングはどのようにすれば上手に行うことができるのでしょうか。
フレーミングを上手に行うために必要なことは2つです。
①捕球した後はミットを動かさない!
ボールの捕球時ではなく、ボールを捕球した後に動かしてしまうと審判を騙そうとしているような印象を受けてしまいます。
そのようにしてしまうと、ストライクもボールと判定されてしまうなど、結果的にピッチャーを追い詰めてしまいます。
②ミットを動かしながら捕球をする!
捕球した後に動かしてはいけないということは、捕球時に不自然ではないようにミットを動かさなければいけません。
この際にミットがボールの勢いに負けないように注意しなけれないけません。
良いキャッチャーには必要な技術である「フレーミング」。
ぜひ練習を繰り返して、自分の技術として身につけましょう!
今回はキャッチャーの技術の一つであるフレーミングについて詳しく取り上げました!
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