「陸上の七種競技って何?」
「7種目もどうやって競うの?」
「得点はどうやって決めるの?」
陸上競技には、走る・跳ぶ・投げるなど専門種目によって必要な能力が異なるという特徴があります。選手は、それぞれ適性に合わせて競技を行うものです。
しかし陸上競技にも、総合力が試される競技があることをあなたはご存知ですか?
今回は、陸上競技の七種競技を紹介します!
七種競技とは、1人の競技者が2日間で合計七種の競技を行い合計得点を競い合う、陸上競技における混成種目です。
単に七種競技といった場合は、女子七種競技を指すことが多く、勝者はクイーン・オブ・アスリートとも称されます。
一方で男子の場合は、七種競技ではなく、2日間で合計十種の競技を行う十種競技という種目が行われます。
七種競技は2日間の日数に分けて行われるのが特徴ですが、それぞれどんな種目が行われるのか紹介します。
1日目:100mハードル・走高跳・砲丸投げ・200m
2日目:走幅跳・やり投げ・800m
以上のように短距離、中・長距離に加え、跳躍や投擲があり、「走る」「跳ぶ」「投げる」の陸上競技で試されるすべての要素の総合力が試されます。
競技ごとに全く異なる特徴の要素が関わっており、言うなれば「足が速いだけでは勝てない」とも言え、全ての能力が必要とされるため、非常に難しい競技だと言われています。
それゆえ勝者は、クイーン・オブ・アスリートと呼ばれるのです。
七種競技の得点は各競技のタイムや記録を計算式に代入して、その合計点を求めることで計算されます。各競技の計算式は以下のようになっています。
例えば、100mハードルが12秒だった場合は
9.23076×(26.7-12)^1.835=1280点
となるイメージです。
ここまでは七種競技の実施種目や得点計算方法について解説してきました。
そこで次は、七種競技の実際の歴代記録を紹介します!
1位:ジャッキー・ジョイナー・カーシー 7291点 (アメリカ)
2位:カロリナ・クリュフト 7032点 (スウェーデン)
3位:ナフィサトウ・ティアム 7013点 (ベルギー)
4位:Larisa Turchinskaya 7007点 (旧ソ連)
5位:ザビーネ・ブラウン 6985点 (ドイツ)
1位:山﨑有紀 5975点
2位:中田有紀 5962点
3位:ヘンプヒル恵 5907点
4位:宇都宮絵莉 5821点
5位:佐藤さよ子 5713点
今回は多くの能力を持ち合わせた選手の頂上決定戦・陸上競技の七種競技について紹介しました!
2日間で必要な要素が全く異なる種目を7つも行うため、かなり過酷な競技として知られている七種競技。
極限状態の中、自分の限界にチャレンジするそのアスリートたちの姿には胸を打たれるものがあります。
この機会に、一度七種競技を見てみてはいかがでしょうか。
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