プロ顔負けのプレーが魅力の社会人野球。毎年ドラフトで指名される選手は即戦力として期待されますね。
そして、働きながら野球ができるため非常に人気の高い職業です。
そこで今回は「社会人野球選手」になる方法を解説します!
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社会人野球チームは「会社登録チーム(企業チーム)」と「クラブ登録チーム」の2つに分類されます。現在は、全国に349チームがあり88の企業チームと、261のクラブチームで構成されています。
「企業チーム」とは、会社登録のチームです。都市対抗野球大会に出場しているチームを思い浮かべてみてください。大阪ガスやトヨタ自動車、JR東日本、ENEOSなどをはじめ全国に88チーム存在しています。企業チームは非常にレベルが高いのが特徴で、多くのプロ野球選手を輩出してきました。
「クラブチーム」とは、日本野球連盟に登録するチームのうち、会社登録チームではないチームのことです。有志で運営されているチームということもあり、チームによってレベルの差がありますが、強豪ともなれば企業チームを倒すこともあります。クラブチームの中には、企業チームとクラブチームの中間「企業系クラブチーム」というチームもあります。企業が実際に部活動として野球部を持っていないが、スポンサーとして企業がついている状態です。
クラブチームでも、日本野球連盟が主催している3大会(都市対抗、日本選手権、クラブ選手権)の各都道府県予選に原則参加できます。
高校生・大学生の選手を中心に、有望選手には企業から声をかけます。基本的にスカウトされた選手がセレクションに参加し、そこでのパフォーマンス次第で内定します。そのため、一般社員のように就職試験はありません。練習会に呼んで前もって有力な選手をマークし、早めに内定を出すことによって欲しい選手を確保する狙いがあります。
強豪校ほど早く選手を取り終える傾向が強く、3年生後半〜4年生前半あたりで内定が出ます。さらに有力な選手の場合、高校生だと3年生、大学生だと2年生にはもう内定をもらうといいます。そのような選手の多くは、将来プロ野球に進む選手であることが多いです。
実際にプロ志願届を提出する選手は、ドラフト会議での指名漏れに備えて選手も社会人野球を保険にしています。ですが、ドラフト候補と評される高校生・大学生がプロ志望届を出さずに企業チームに就職するケースもありますね。
元プロ野球(NPB・独立リーグ)選手が社会人野球に入るパターンもあります。
戦力外通告を受けた選手がまた新たな働き口を求めて社会人野球に進むのです。なお、1チームに所属できる元プロ野球選手は3人までと決められています。
成長を期待した採用というよりは、将来の指導者候補を見据えたものが多いそう。しかし、社会人野球企業の中でも、野球部の存在意義が縮小していることを受けて、元プロ野球選手であっても就職するのは難しくなっています。
2023年 プロ野球▶社会人野球入団選手
・真砂勇介(ソフトバンク―日立製作所)
・内田靖人(楽天―エイジェック)
企業チームは毎年2〜6人しか採らない企業が多いようです。
社会人野球は高校・大学とは違って卒業がありませんね。チームの誰かが引退 or プロ入りしない限りはほとんどメンバーの入れ替えがないため、採用人数が少ないのです。
また、「社会人チームに入る=その企業の社員になる」ということなので、選手を採用する上で「仕事と野球を上手く両立できるだろうか」といった企業側の心配も少なからずあるからです。一度入社すると、基本的に定年まで正社員として給料をもらえます。企業はそれくらいの覚悟で社会人選手を雇うので、基本的には一流選手しか採用しないのです。
一方、有志で結成されているクラブチームは企業チームと比べて入団しやすいといえます。
クラブチームの場合、セレクションを行うチームや随時選手を募集しているチームもあります。入部を希望する方は直接チームへ問い合わせてみてください。
しかし、チームによっては地域や出身校等を限定していたり、練習に参加できる方に限る等の条件を設けている場合もあります。ここは企業チームと異なる点なので、クラブチームに入部する際は詳しく調べる必要がありますね。
社会人野球選手の平均給料・給与:33万円
社会人野球選手の平均年収:406万円~533万円
初任給:20万円
正社員か契約社員かで給料は大きく異なります。
「正社員」の場合、引退後のキャリアもサポートしてくれる企業が多いです。万が一引退しても仕事があり将来が安泰と言われているのも納得ですね。
しかし、「契約社員」の場合はプロ選手と同じように「年俸制」で契約していることが多いです。そのため、個人成績によって契約期間や年俸が変わってしまうというシビアな世界です。会社によっては、引退後に契約社員の正社員登用制度を設けている企業もあるそうです。引退後も正社員として働き続けたい人にとっては、働き次第で道が開けるチャンスがあるということですね。
①社員雇用で一般社員と給料形態が変わらない企業
:東京ガス、JR東日本、七十七銀行
②契約社員
:西濃運輸、セガサミー、三菱自動車岡崎
③下請けパート
:本社勤務ではなく、下請けの会社に勤務
時給制から給料制まで多岐にわたります。
社会人野球の引退後についてはこちらの記事をご覧ください
▶▶【社会人野球】引退後は?引退後も仕事はできるの?
クラブチームは給料が出ないので、本業からの給料に限られます。クラブチームの選手たちは本業の合間に練習や試合に参加し、なおかつ活動費を自腹で賄っているので、企業チームに比べて厳しい環境です。ですが「企業クラブチーム」の場合は、スポンサー企業が活動費や遠征費等を提供しています。他にも寮を用意しているチームもあり、企業チームと同じように野球に打ち込める環境なのですね。
ですが、クラブチームのレベルや待遇はチームごとに大きな差があるので、それぞれ見極めていくことが大切といえるでしょう。
今回は「社会人選手になる方法」について紹介しました!
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