日本全国を移動するプロ野球選手ですが
いつ、どのように移動しているのでしょうか。
そこで今回はプロ野球選手のハードな移動について紹介します。
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年間143試合で構成されているプロ野球は、基本的に同一チーム3連戦を1カードとして火曜日から日曜日に試合が開催されます。そして本拠地開催試合が約70試合、ビジター試合が約70試合あり、関東以外の球団はシーズンの半分が地方遠征です。
そのため、試合がない月曜日が移動日に充てられます。
球団が指定した時間までに遠征先のホテルにチェックインすれば問題ないので、月曜日の移動日は比較的自由に行動できるといえます。
ですが問題は木曜日のナイターゲーム終了後の移動です。翌日(金曜日)の昼すぎには球場に入り、夜にはまた試合があるため前日22:00近くまで試合をした翌日の始発や早朝に移動をしなければならないのです。
なお、先発投手は先発ローテーションに入っていないカードは移動せず、本拠地に残って調整します。
プロ野球選手はこのハードな生活を3日おきに、しかも半年間繰り返すため、野球以外でも非常に体力が求められるということですね。
ゴールデンウィークやシーズン終盤は9連戦もしくは10連戦以上の大型連戦もあり、選手は移動だけでも大変であることがわかります。
移動手段は自由で、チームの全体練習に間に合うように各自が集合するのです。選手は本拠地の近くの地域に住んでいることが多いので、
自宅(寮)から球場までは各自が自家用車やタクシーを使います。中には、専属運転手が付いている選手や、選手同士で仲良く球場入りする選手もいます。ごくたまに電車で球場入りする選手も(笑)
セ・リーグは新幹線
パ・リーグは新幹線+飛行機 が一般的です。
セ・リーグの本拠地は、東京・横浜・名古屋・甲子園・広島と東海道新幹線沿線にあるため、移動が便利なのです。
一方パ・リーグは北海道から福岡まで幅広いため新幹線に加えて飛行機で移動します。
ちなみに
関東球場間の移動(西武ドーム↔マリンスタジアム、神宮球場↔横浜スタジアム)などは、バスを使います。他にも、地方球場の試合は新幹線が通っていないこともあるので、ホーム開催であってもバス移動になります。
新幹線に関してですが、
一軍の移動は「グリーン車」、二軍は「普通車」だそうです。
そして飛行機で移動する際は、複数の便に分けて移動することが鉄則です。万が一の事故で全戦力を失うことを避けるためです。
飛行機が苦手な選手の新幹線移動を認める球団もあるそうですが、パ・リーグの選手だった場合、超長距離の新幹線移動が待ち構えているということですね。
オープン戦を含め年間150試合以上を戦う選手たちの移動距離は、平均すると1年間で地球の4分の3以上だといいます。全く想像つかない距離ですね。
お察しの通り、全国に球団を持つパ・リーグの方が移動距離は長くなります。そんなパ・リーグの選手たちの年間移動距離は約3万4000キロ(=約21,000マイル)です。
12球団で最も移動距離が長い「日本ハム」はなんと約47,000km!地球1周(約40,000km)+日本からオーストラリアの距離(約6,800km)だそうです。北海道〜福岡を1日で移動するのは大変ですね。移動日がない場合はさらにハードです。
ですが、日本のプロ野球よりも過酷なのがメジャーリーグです。
日本の143試合に比べて162試合と試合数が多い上に、アメリカ全土を飛び回るからです。最も移動距離が長いマリナーズの1年間の総移動距離は約50,000マイル(地球2周半)だそう。アメリカ国内は地域によって時差があるので、選手たちは時差ボケにも戦わなければなりません。
選手たちの移動費は球団から支払われるため、選手の実費ではありません。
ところで球団あたりの年間移動費はいくらでしょうか?
球団にもよって幅はありますが、どの球団も年間移動費は1億円を優に超えるといいます。あるセ・リーグの球団では1億5000万円程度だそうです。一度の遠征で選手、監督・コーチや球団スタッフなど総勢50人が移動し、それが年間70試合。1人年間で300万円、50人だとざっと1億5000万円を超えますね。
梅雨の時期に入ると、甲子園球場などの屋外球場での試合が順延され、予備日に振り分けられます。遠征費はビジター球団の負担となるので、中止になった1試合のためだけに想定外の遠征費が増えることは球団にとって痛い出費となります。
今回はプロ野球選手の移動について紹介しました!
普段の試合や練習に加えての長時間移動は心身への負担が大きくなりますが、1年間を通して高いパフォーマンスを発揮しなければならないという非常にハードな世界なのですね。
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