刑事というキャリアから一転、スポジョバを通じて野球グラブのOEMメーカー「トライオン」へ転職した生田 洋介さん。彼を突き動かしたのは、幼いころから自身を育ててきた「野球」への揺るぎない情熱と、「海外でモノづくりに挑戦したい」という想いでした。なぜ、異色のキャリアチェンジを選んだのか?そして、自らも愛用したグラブの製造現場でどのような挑戦と意義を見出しているのでしょうか?
スポジョバを通じて入社された方のその後を追う企画「スポジョバ採用ファイル」。今回は野球×海外×モノづくりという運命的な出合いを果たした生田さんにお話を伺います。
(取材・執筆:中田 初葵、編集:池田 翔太郎)
――本日はどうぞよろしくお願いいたします!スポジョバを見つけてくださりありがとうございます!どういった期待をもって開かれていたのでしょうか?
生田:野球をずっとやっていたので野球にかかわる求人がないかなと漠然と探していました。そこで最初に目に入ったのがトライオンの求人でした。阪神タイガースに関わる求人など野球に関わる求人はざっと見ましたが、トライオン一択でしたね。
――特にトライオンさまの求人は、私史上最も力を入れて書いた求人でした。実際にトライオンさまと打合せをしながら一緒に創り上げた求人だったので、魅力に思っていただき本当に嬉しいです。具体的に求人のどこに魅力を感じていただけたのでしょうか?
生田:求人の冒頭で割と長めに仕事内容について書かれていたんです。一貫していたので、こういう企業なんだなと想像もしやすかったですし、写真がついていたり、トライオンの記事のリンクもついていたりしてわかりやすかったですね。

――求人がきっかけで生田さんがこうして採用までつながったことが、私にとっても本当に感動いたしました。また、採用という部分までつなげられたのも、キャリアアドバイザー(以下CA)である隅谷との面談があったからこそだと感じています。お互いの第一印象はどうだったのですか?
生田:丁寧に対応してくださる方だなと感じていました。自分はもともと公務員をずっとしていたので、民間企業で働いたことがなく不安だらけでした。そこも相談させてもらえましたし、「書類など作ってもらえれば確認しますよ」と言ってもらえたのでスムーズでした。
隅谷:公務員だったからとおっしゃっていましたが、ネガティブな意味での公務員っぽさは全くありませんでした。他の方々とも面談はしますが、とても丁寧でしたし、礼儀正しいですし、レスポンスも早かったので、進めやすかったですね。面談も5回程度で済みました。
――面談回数も少ないほうだったみたいですが、それはなぜでしょうか?
隅谷:トータルで5回は少ないほうですね。それは生田さんが、主体性をもってご自身でこういう方向に進みたいという意思をもっていたからですね。それに沿ってこういうサポートをしてほしいともおっしゃっていたので、サポートすることも明確でしたし、生田さんを目の前にして伝えるのもおかしいですが、個人的にはやりやすかったです(笑)
――冒頭でも談笑されるくらい信頼関係を築かれていたことがわかります(笑)生田さんご自身は隅谷との支援について良かった部分はありますか?
生田:履歴書などの書類も本格的に書いたことがなかったので、そこを中心に見てもらいました。トライオンを受けるにあたってどういうところを大切にされている企業なのか、内情やイメージを教えていただき、非常に助かりました。
――貴重なお話ありがとうございます!スポジョバのCAを使う良さはどんなところにあると感じていらっしゃいますか?
生田:他媒体のCAだと、言い方が悪いですが実績ありきで伝えてくる方もいると思うんです。それが見え隠れするというか、成果を求め過ぎてしまう人もいるかなと思います。
隅谷:私も成果は欲しいですけどね(笑)
生田:(笑) それは隅谷さんからは感じられませんでしたし、スポジョバは土台にスポーツというのがあって、土台がそろった状態で話を進められますし、何より感覚が一緒なのがありがたかったです。

――続いて生田さんの過去に迫っていきたいと思うのですが、先ほども野球をやっていらっしゃったとおっしゃっていました。
父も兄も野球をしていたことから自然と野球を始めて、野球が中心の生活でしたね。最初のほうは本当にやめたかったです(笑)
――野球を続けてこられた方にお話を聞くと実はやめたかったと言われることがよくあります(笑)なぜやめたいと思われながらも続けてこられたのですか?
だんだんレベルが上がっていくことで、自分は野球ができる方なのかもと思うことができ楽しくなれました。目標としていた甲子園にも出られましたし、野球を通じてたくさんの経験を積めました。自分を振り返ってみたときに、野球しかなかったんです。野球があってこその今ですし、野球に育てられたなと感じています。
――野球の経験が今の生田さんにつながっている部分はなにかありますか?
人間関係や人との接し方ですね。もちろん部活の中でも合わない人がいました。合わない人がいる中でも甲子園に行くという共通の目標に向かって協力しなければならない部分や勝つために自分ができることを考えていました。
――その経験がきっと今のお仕事にも通じているのだなと感じます。高校卒業後は、野球から離れ、安定を求めて警察官になったと伺いました。どんな経験をされてきたのですか?
警察官には色々な部署があり、最後の5年間は刑事をしていました。本当に不規則な生活で、出勤したら次はいつ家に帰れるかわからない生活。退勤の2分前に今日泊まることが確定したり。それが普通でした。ただ、この生活を40年続けるのは難しいですしもったいないと感じましたね。
――そこから転職を考え始めたのですね。
一度警察官を辞め、家に居たいという思いもあり、ネット販売の仕事を始めました。それこそ面白くない仕事で、右から左に流しているだけ。やっぱり興味がなかったですし、需要と供給があったからという理由で始めたので、本当に自分がやりたいこととは言えませんでした。

――本当にやりたかったこととして見出されたのが、育ててきてくれた「野球」というところだったんですね。
これまでの自分を形作ってくれた野球に関わる仕事がしたいと思うようになりました。そこでスポジョバでトライオンを見つけ、グラブを0から作るというモノづくりの部分と海外での仕事に魅力を感じ、ここに決めました。こんなぴったりな求人があるのかと思いました。
――先ほどトライオンさんの【野球×モノづくり×海外】という部分に魅力を感じてくださっていましたが、まずどうして海外で働きたいと思われたのでしょうか?
小学生のころ、イチロー選手や松井秀喜選手がメジャーリーグで活躍する姿を見て、自然と海外への興味を持つようになったことがきっかけです。警察官時代にも他機関へ出向し海外勤務ができる仕事に応募するなど、日本だけじゃなく世界に出て仕事をするようになりたいと考えていました。
――海外に憧れを抱くルーツも野球から始まっているんですね。野球の仕事は、チームや選手を支える仕事などもあったかなと思いますが、なぜモノづくりという部分に興味を持たれたのですか?
父親が家の内装や壁紙、小物を作る仕事をしていたこともあり、工具を触ったり工作をしたりすることが好きでした。だから既製品を右から左に売っていくことは面白くなくて。
よく考えてみたら、当たり前に使っていたグラブがどこから作られていたのか考えたこともありませんでした。そこに携わって0からグラブを生み出すことに魅力を感じました。
――今までとは違い本当にやりたかったことに挑戦することができ良かったなと感じます。トライオンさまにご入社されて半年以上が経過しましたが、今はいかがですか?
難しい部分もたくさんありますが、やっぱり楽しいですね。海外の工場に行き、現地のスタッフや駐在している日本の社員と話すことは、大阪の本社で働くことと感覚も気分も違うので新鮮です。研修期間に実際に自分の手でグラブを作る研修もあるのですが、当たり前に使っていたグラブはこうして作られていたのだなと実感しました。
――今までのご経験が今に活かされているなと実感できたことはありますか?
父の影響で培ったグローブをゼロから生み出すというモノづくりへの興味と実際に野球を続けてきた経験の両方が活きていますね。野球経験のない方でも、モノづくりへの興味や学ぶ意欲があれば十分に活躍できます。
――野球とモノづくりへの熱い想いをお持ちの生田さんだからこそできる仕事なんですね。難しさももちろんある中でトライオンさまで働けて良かったなと思うことは何かありますか?
実は中学校の時から使っていたグラブが、トライオンのフィリピン工場で作られたグラブだったということが分かったんです。それを知って感慨深くなりましたし、野球に励む子供たちの裏でこういった仕事ができていることに意義を感じられています。

――奇跡のようなめぐり合わせのお話も聞けて心が温かくなりました。先ほど海外の工場にも既に行かれているというお話も出ていましたが、異職種での転職・さらには海外での勤務ということに抵抗はなかったのですか?
自分は全くなかったですね。そこは警察官の経験が活きているのかなと思いますが、ずっと日本にいるよりは海外に出たほうが人生として面白いなと思っています。ゆくゆくは海外の駐在もしてみたいです。
――スポジョバにも海外勤務の求人がいくつかあります。海外での勤務に不安を感じる求職者の方もいるかなと思いますが、生田さんが考える海外で働くことの良さを教えてください。
海外は文化も感覚も常識も全て違います。例えば、昼休みに入ったらゴザを床にひいてみんな寝始めたりとか(笑)。また、海外の方は露骨に態度に出したり、日本人より意見をはっきり伝えたり、そういった日本との違いを感じることができます。難しい部分もありますが、違いを受け入れたり、違いを楽しんだりすることが面白さの一つかもしれません。

――トライオンさまの特徴の一つとして、モノづくりだけでなくヒトづくりが大切だと感じます。感覚の違う海外の方々のヒトづくりの部分で生田さんが今後意識していきたいことは何かありますか?
やはりこちらがどう伝えていくかが大切だと思います。日本人って少し曖昧な言葉でも大体くみ取って行動してくれます。その感覚で海外の方々に伝えてしまうとくみ取ってくれず、うまくいかないことがあります。だからこそ、現地の方々を理解したうえで適切な接し方をしていきたいです。
――海外でのモノづくりとヒトづくりに存分に浸れるトライオンさまで今後挑戦したいことはありますでしょうか?
まずは目の前の仕事にきちんと取り組み、ゆくゆくはメジャーリーガーに関わるようなグラブを担当できるようになりたいです。
――最後に、一人の人間「生田 洋介」としてどんな存在でありたいですか?
色々なことに挑戦し続けたいですね。見たことのないところ、行ったことのないところに出向き、できるだけ様々なことをしてから人生を終えたいです。前の公務員だとどうしても同じ仕事ばかり。だからこそマンネリ化しないよう、仕事でもチャレンジを続けられる存在でありたいです。
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【PROFILE】
生田 洋介(いくた ようすけ)
マイブームは、相撲のYoutubeを見ること。相撲という世界に入って練習に励む姿を見ると自分と重ねてしまい、応援したくなるそう。
| 設立年月 | 1959年05月 | |
|---|---|---|
| 代表者 | 青木 幹 | |
| 従業員数 | 本社:30名/フィリピン:800名/ベトナム:800名 | |
| 業務内容 | ■野球グラブ・ミット・その他の野球用品のOEM製造
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