アメフトのポジション一覧!役割を知ろう!

編集部 スポジョバ

アメフトのポジション一覧!役割を知ろう!

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アメフトのポジション一覧!役割を知ろう!

楕円形のボールを用いて2つのチームで得点を競い合う「アメリカンフットボール」。

アメフトには、どのようなポジションがあるか知っていますか?

それぞれのポジションに重要な役割があります。

今回は、アメフトのポジション一覧の紹介と、ポジションごとの役割や動き方など詳しく説明していきます!



オフェンスチームのポジション

オフェンスのポジションには、大きく分けてバックス(ボールに直接かかわるポジション)とライン(ボール保持者を守るためのポジション)の2つがあります。

バックスとラインが協力しながら、エンドゾーンに向かっていきます。


クォーターバック(QB)

アメフトのオフェンスが行う動作には、主に「パスプレー」と「ランプレー」があります。

クォーターバックは、その両方で司令塔的な重要な役割を担うポジションでアメフトの中でも一番花形のポジションだと言われています。

プレーが始まったらラインの真ん中の選手(センター)からスナップ(他の競技でいうパス)を受け取り、パスプレーかランプレーを選んでいきます。

パスプレーでは、後述するワイドレシーバーやタイトエンドにパスを投げて、敵陣を攻めていきます。

ランプレーでは、ランニングバックにボールを預けます。

相手のディフェンスの選手にタックルされる前にパスを通す必要があるため、瞬時の判断能力や、見方の動きの理解などが求められます。

他にも、自分が走って陣地を稼ぐ戦術(クォーターバックラン)や、パスコースが塞がれてやむを得ず走るプレー(スクランブル)などで、自分が走ることもあるため、走力も必要です。

クォーターバックの中でも、パスプレーを中心の役割にしているタイプ(=ポケットパサー)と、10年ほど前から流行りだした自らが走ることを中心にしているタイプ(=モバイルクォーターバック)など、さまざまなタイプの選手がいます。



ランニングバック(RB)

ハーフバック/テールバック(HB/TB)

クォーターバックからボールを受け取り、ボールを自分で持って少しでも陣地を稼ぎます。

急な進路変更や、タックルを受けながら走ることもあり、とにかく足腰の強さが求められます。

また、オフェンスラインが作ってくれた「守備の穴」をうまくすり抜けるテクニック、相手のタックルにもひるまずボールを落とさないパワーも必要です。


フルバック(FB)

ランプレーの際、ランニングバックの選手を「リードブロック(並走しながら相手のタックルを止める「潰れ役」)」するのが主な役割です。

短いランプレーの時は自分でボールを持って走ることも。

また、パスプレーの際は、オフェンスラインと一緒に、クォーターバックに迫ってくる相手ディフェンスをブロックして止める役割があります。


ワイドレシーバー(WR)

パスプレーでクォーターバックからのパスを受けるのが主な役割です。

プレーが始まる時にセットする位置によって細かい呼び方が異なりますが、基本的に求められることは同じ。

キャッチ力、俊敏さ、スタミナ、駆け引きはもちろん、プレイブック通りのルートを間違えずに走る頭の良さが必要です。


タイトエンド(TE)

昨今のアメフトはTEがレシーバーの中ではメインターゲットになっいて、一昔前に比べてかなり重要視されているタイエンド。

ランプレーではブロック、パスプレーではパスを受けることの両方の役割が求められます。

パワーが必要であるため、基本的に大柄で屈強な選手が務めることが多いですが、パスを受けることもあるので俊敏性も必要です。



オフェンシブライン(OL)

センター(C)

ールをスナップしてクォーターバックに渡す役割が特徴的です。

ランプレーではブロック、パスプレーではクォーターバックを守る役割があります。

身体を張った役割なので強靭な身体が必要なのはもちろん、正確にスナップを出す器用さ、また相手ディフェンスの陣形に対応する頭脳も求められます。


ガード(G)

LG(レフトガード)とRG(ライトガード)の二人が務めます。

スプレーの時はクォーターバックを守る、ランプレーではブロックでランニングバックの進路を空けます。

相手の突進を止める屈強なパワーが必要です。


タックル(T)

こちらもLT(レフトタックル)とRT(ライトタックル)に分かれます。

手のディフェンシブエンドとの1対1の駆け引きで俊敏に動き、負けずにブロックしきる役割があります。

ここの勝負で負けてしまうことは「QBサック」(クォーターバックがスナップした場所より陣地を下げられてしまう)プレーに直結するので、オフェンスラインでも重要なポジションです。


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ディフェンスチームのポジション

ディフェンスのポジションもラインとバックスがありますが、両方の役割を持ったポジションも多いです。

オフェンス側をいかに止められるかが勝負です。


ディフェンシブライン(DL)

ディフェンシブタックル(DT)

ディフェンシブタックルは、相手のオフェンスラインを潰すのが役割です。

相手のランプレーではボールを運ぶ選手の通れる穴を塞ぐこと、相手のパスプレーでは、「パスラッシュ」(相手のクォーターバックにプレッシャーを与えに行くこと)をします。

相手のオフェンスラインと対峙して押し負けない、パワーとフィジカル、体の大きさが求められます。


ディフェンシブエンド(DE)

ディフェンスラインの端にいて、ランプレーでは自分の外側の大きなスペースを抜かれないかを警戒するとともに、パスプレーでは「パスラッシュ」をかけて「QBサック」を狙います。

オフェンスラインやリードブロッカーに負けないパワーや身体の強靭さと、パスラッシュで突っ込んでいくスピードが求められます。


ラインバッカ―(LB)

ラインバッカーとはディフェンス側のクォーターバックです。

アメフトの守備において、全てにおけるマルチな仕事を任されるポジションです。

プレーが始まる前にハドル(円陣)でフォーメーションを指示。

ランプレーではボールを運んでる選手をタックルする、パスプレーではパスを成功させないようなパスカバーをします。

足の速さ、当たり負けしない強靭さ、さらには相手のプレーを読む洞察力の鋭さなども求められます。


ディフェンシブバック(DB)

コーナーバック(CB)

パスプレーでは相手のレシーバーと対峙し、パスを通させないのが最大の使命です。

ランプレーでも、サイドライン側に出てきたボールを運んでいる選手をタックルで止める役割があります。

短いパスに反応する俊敏性、長いパスを狙うプレーを確実に止める動きの機敏さとスタミナ、駆け引きの鋭さが求められます。


セーフティ(S)

守備の一番後ろに構える「最後の砦」と言われる選手。

長いパスのカバー、ランプレーでは絶対に後ろに行かせないための確実なタックルなどが役割です。

FS(フリーセーフティ)とSS(ストロングセーフティ)の2つがあります。

ロングパスを通させないために、全体を見る視野の広さが必要です。

他にも、絶対に守れるという強い精神力、自分より後ろに行かせないためのスタミナやスピード、特にストロングセーフティには経験や判断力も求められます。



スペシャルチームのポジション

スペシャルチームとは、「フィールドゴール」や「パント」といった特殊なプレーをする専門の役割の選手です。

出場機会はさほど多くないからこそ、1つひとつがとても大切なスペシャリスト集団です。


キッカー(K)

フィールドゴールを蹴って3点獲得を狙う局面で登場する選手です。

キックオフのキックも行います。

キック力やキックの正確性はもちろん、状況を把握し判断する能力が必須です。


パンター(P)

攻守交代になる局面で、ボールを大きく蹴り出して陣地を稼ぐ「パント」を蹴る専門の役割です。

蹴り出す距離は状況によって違うので、それに応じた蹴り方をできる臨機応変な判断力が求められます。


キックリターナー/パントリターナー(KR/PR)

キックオフや、パントされたボールをダイレクトキャッチし、陣地を回復するために走るのが仕事です。

とにかく足が速いことが一番求められます。

ボールを正確にキャッチして、タックルをかわして走るルート取り、判断する能力も必要です。


ロングスナッパー(LS)

フィールドゴールやパントを狙う際に、センターの位置からボールを遠くにスナップする役割です。

センターと似た役割ですが専門職で、正確にスナップする能力と、オフェンスライン同様しっかり相手をブロックする能力が必要です。


ホルダー

フィールドゴールの際、ボールをキャッチしてキッカーがキックしやすいようにセットする役割です。

他のポジションと兼任する場合も多く、地味な役割ですが、絶対に失敗が許されないポジションでもあります。



今回はアメフトのポジションについて詳しく説明しました。

それぞれのポジションがどのように役割を持ち、どのように動いているのかわかったでしょうか?

ポジションごとの選手の動きに注目して試合を見てみてくださいね!

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