「スコアシートを書けるようになりたい!」
チームの得点やペナルティを記載して、試合の流れや選手のコンディションを分析することが出来るスコアシートは、強いチームづくりには必要だと言っても過言ではありません。
一度書き方を覚えれば、どんな試合でもスコアシートを書けるでしょう。
今回は、スコアシートの書き方を解説します!
球技においてスコアシートを記入するのは非常に重要なことです。
バスケットボールでも、マネージャーなどがスコアシートを記入している姿がよく見られます。
日本バスケットボール協会(JBA)が出しているオフィシャルスコアブックというものがあり、記入の仕方などの決まりについて記載されています。
少し前まではブックいう名の通り、本の形状になっているもので記入をしていたり、JBA公式のスコアシートをプリントアウトしてアナログで記入されてきました。
しかし、最近ではデジタル化も進んでいて、パソコンやタブレットなどでより手軽かつスピーディーにスコアを記入出来るようになっています。
では、どうしてスコアシートを書く必要があるのでしょうか。
1つは「試合で行われたことを正確に公式記録として残すため」です。
誰がどのタイミングで得点を決めて、誰がファールをして、タイムアウトをいくつ使ったのかなど、ルールに則ってゲーム内で起こった様々なことを客観的に記録しておかなければ正確にゲームは進められません。
ゲームを成立させるために非常に大切なのがスコアシートだと言っても良いでしょう。
ちなみに、このような役割をゲーム中に担っているのがテーブルオフィシャル (T.O.) と呼ばれている人たちです。
テーブルオフィシャルにはタイムキーパーやファウル(ファール)数を数え知らせる人など、様々な役割がありますが、スコアシートを記入する人もこの中の1人です。
TOの他にも各チームにもスコアシートを記入する人が居ます。
もう1つは、「ゲームを分析するため」です。
ゲーム中に何が起こっているのか、そしてゲームの勝敗の要因などを客観的に見ることが、スコアシートを記入することで明らかに分かるようになります。
スコアシートによって、チームのメンバーやスタメンが誰か、チームおよび個人の得点やファール数および種類、タイムアウトの取得数を確認することが出来ます。
例えば、現時点で相手のどの選手に多く点を取られているかを、スコアシートで確認。
それによって「あの選手を抑えよう」などの作戦が立てられたりするわけです。
試合で3ポイントシュートを多く決められていることが分かれば、それをまずは抑えるためにディフェンスを変えて対応するでしょう。
一方で自分たちの選手が何個ファウルしているのかなどがすぐに分かれば、トラブルにならないようにコーチから指示を出すことが出来ます。
また、どのクォーターで自分たちが有利または不利だったかということも振り返ることが出来ます。
バスケットボールは10分を4回やる、4つのクオーター制で試合を行います。
スコアシートを記載する際は、第1クォーターと第3クォーターは赤色のペン、第2クォーターと第4クォーターおよびオーバータイムは黒色(青色)のペンという形で記載します。
全ての項目に対して正しく方法で記載することで完璧なスコアシートが完成しますが、今回はポイントを絞って説明していきたいと思います。
なお、大会の場合はハーフタイムおよび試合終了後に両チームおよびTOとの間でスコアの確認を行って、TOおよびクルーチーフの名前が書く部分にサインをしてもらいます。
それによって正式なスコアシートとして成立するのです。
スコアシートの左上部に開催する試合の概要を記載する欄がありますので、それぞれ記載をしてきましょう。
・チームA/チームB:対戦するチーム名
・大会名:参加している大会名
・日付:試合の開催日
・時間:試合開始した時間
・Game No.:試合のシリアルNo(ある場合).
・場所:大会開催の場所(体育館やアリーナなど)
・選手名:選手氏名の部分に記載(分かる場合)
・背番号:選手氏名の横にあるNo.の部分に記載
・チームのキャプテン:選手指名で記載した名前の後ろにCAPを記載(高校バスケまでだと背番号4番がキャプテンなのが一般的)
・コーチ名:コーチおよびアシスタントコーチ(Aコーチ)の部分に指名を記載。
Aコーチが複数いる場合はエントリーの際にスコアシートに記載するコーチ名が指定されますので、その氏名を記載。
Player Inの部分に記載します。
・スタメン:事前に分かる場合は試合前に該当箇所に「×」をつけて、その後「◯」
・途中出場:Player Inのところに「×」だけを記載
・試合不出場:空白
1)個人得点の書き方:ランニングスコアの部分で記載
・フリースローの場合:得点の部分を「●」で塗り潰して、数字の隣の空白に背番号を記載
・2ポイントシュートの場合:シュートを決めた後の得点となる数字の部分を、右上から左下に斜線を引く。その後、その数字の隣の空白に背番号を記載
・3ポイントシュートの場合:シュートを決めた後の得点となる数字の部分を、右上から左下に斜線を引く。その後、その数字の隣の空白に背番号を記載して、背番号を「◯」で囲む
2)各クォーターが終わった時
・クォーターが終わったタイミングで、そのクォーターで得点した最後の数字の下に線を引く。
両チームの得点の数字をスコアの部分に記載しておくと、試合終了後にスコアの計算や確認作業などが楽になります。
3)試合終了時
・スコアの部分で各クォーターのスコアを足して、最終スコアの部分に記載。
両チームのランニングスコア、そして各クォーターのスコアが合っているかを確認の上で、記載しましょう。
1)個人ファールの書き方
・パーソナルファール:P
・テクニカルファール:T
・アンスポーツマンライクファール:U
・ディスクォリファイングファウル:D
・コーチがテクニカルファールの場合はC
・ベンチテクニカルの場合はB
フリースローがある場合はそれぞれのファールの隣にフリースローの数を数字で記載します。例えば、2ポイントシュートを打ってファールされシュートが外れた場合は、フリースローを2本打つことになるので「P2」と記載。
前半終了後に前半が終わったと分かるように、線で区切って書いておくようにしましょう。
試合終了後にスコア確認が両チームおよびT.O.間で取れれば、使わなかったファールの空白部分は線で消しましょう。
2)チームファールの書き方
個人ファールが発生したタイミングでチームファールの部分の該当するクォーターの数字を「×」で消していきます。
チームファール5つ目以上は記載する場所がないので、記載は不必要です。
使わなかったファールの空白部分は二重線で消しましょう。
・タイムアウトを請求して認められたタイミングで、クォーターの経過時間を記載
例えば、第1クォーターの残り5:30でタイムアウトを使用した場合はタイムアウトの1段目に試合時間4:30を経過しているので「4」と記載します。
・タイムアウトを使わなかった場合は、空白の部分を二重線で消す。
第4クォーター残り2分までにタイムアウトを使わなかった場合は、後半3つまで取れるものが1つ自動的に消滅するので、タイムアウトの2段目の一番左を二重線で消すようにします。
消さずに残しておいて、誤って3つ目のタイムアウトを使用すると自動的にベンチテクニカルファウルの対象となりますので、注意してください。
このようにスコアシートの記載方法には定められたルールがあり、それに則った形で記載していきます。
Bリーグなどの放送映像を見ながらスコアブックを付けてみると、徐々に慣れてくると思います。
何度も繰り返し行えば、いつの間にか完璧なスコアシートを作れるようになるはずです!
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