海を渡り日本にやって来る助っ人外国人選手。
豪快なホームランや唸りを上げる剛速球でチームに大きく貢献します。
そのプレーにあなたも一度は惚れ込んだ事があるのでは?
ところで、日本のプロ野球では外国人選手の1軍登録人数に制限があるのはご存知でしょうか?
今回はプロ野球の外国人枠について見ていきましょう!
外国人枠とは、各球団の戦力の偏りを防ぐために設けられている1軍に登録可能な外国籍選手の最大数のことです。
2021年3月時点で、外国人枠は野手・投手合わせて4名までとなっています。
また、4名とも野手または投手という極端な登録は出来ません。
➀野手2名、投手2名
②野手3名、投手1名
③投手1名、野手1名
という人数配分で登録が可能です。
2020年シーズンは、コロナウイルスの影響による特例が発表され、外国人枠にも変更がありました。
こちらに関しては記事の後半で解説していきます。
外国籍を有していても、以下のようなケースでは外国人枠が免除され日本人扱いとなります。
① プロ野球選手になる前に、日本の中学・高校・短期大学・専門学校に通算3年以上在籍している。
台湾出身の陽岱鋼選手(読売ジャイアンツ)は地元の中学校を卒業後、留学のために来日し、福岡第一高校で3年間を過ごしましたため、日本人扱いとなっています。
② プロ野球選手になる前に、日本の大学に継続して4年以上在籍している。
同じく台湾出身の大豊泰昭選手は高校卒業後に来日し名古屋商科大学に入学。
2度の敢闘賞、4度のベストナイン選出という輝かしい功績を納め、その後中日ドラゴンズの球団職員を経てプロ入りしたため、外国人枠が免除。
③ プロ野球選手になる前に、日本に5年以上居住&社会人野球チームに通算3年以上在籍している。
ブラジル出身の玉木重雄選手は、高校卒業後、来日し三菱自動車川崎で5年間プレーしたため日本人扱いに。
その後広島東洋カープに入団。
④ プロ野球選手になった後、日本のプロ野球でフリーエージェント(FA権)を獲得した(ただし、適応はFA権取得の翌年から)
ベネズエラ出身のアレックス・ラミレス選手は2000年に来日し、ヤクルトスワローズに入団。豪快なパワーと持ち前の明るさでファンからも絶大な人気を誇りました。
その後、日本のプロ野球で13年間プレー、2015年には横浜DeNAベイスターズの監督を務め、2017年にはチームを19年ぶりの日本シリーズ進出に導きました。
他にも、ウラディミール・バレンティン選手(ヤクルト→ソフトバンク)もこのパターンで、日本人扱いとなっています
【FAに関する記事はこちらから】
⑤ ①と②の項目で、必要年数に達しないまま外国人としてプロ野球選手になった後、それらの学校の在学期間と日本のプロ野球の在籍期間が合計5年以上経過した。
ちなみに、日本に帰化して日本人となった場合も、もちろん外国人枠からは外れます。
中でも有名な選手といえば、中日ドラゴンズで活躍した郭源治投手(1989年帰化)です。
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さて、最初に少し触れた2020年、2021年の特例による外国人枠の変更をみていきましょう。
まず、2020年の感染拡大防止特例2020では、原則の外国人枠4名が5名へと拡大しました。
選手がコロナウイルスに感染し、チーム編成が困難になることを想定した対策です。
しかし、1試合で同時にベンチ入りできる選手は4名のままで、ベンチ入りの選手4名全員が野手または投手といった極端な登録は引き続きできなくなっています。
2020年シーズンは、ベンチ入り外国人の数を野手3名投手1名と決めてしまうと、それ以降は変更が出来ないというルールもありましたが、このルールは2021年の感染拡大防止特例2021で解消され、自由に変更できるようになりました(他は2020年の特例と同じ) 。
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