スノーボードをやっていたら「エッジ」という言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか?
買った時のスノーボードをそのまま使うのではなく、一手間加えると劇的に変わるかもしれません!
今回は「エッジ」について解説していきます!
エッジは、板の両横についている金属部品を指します。
エッジを効かせるといった使い方をしますが、雪面に食い込ませて操作するために重要な部品です。
金属製のため錆びないようにする一方で、雪面に有効に働かせるためにやすりなどで磨いてメンテナンスをします。
内側をインエッジ、外側をアウトエッジと呼び、ターン時には重要な役割を持ちます。
では、エッジは必要なのでしょうか?
答えは「はい」です!
スキー場で圧雪された場所は固く、金属の刃のような鋭利なもので雪面を削らなければカーブを曲がることができないため危険です。
エッジにはつま先サイドとかかとサイドがあり、このエッジを使わずに滑ることは出来ませんスノーボードにおいてエッジを上手に使う事が基本になります!
エッジを使うことによってボード(板)の裏で雪の凹凸を捉えることができるので、転びにくくもなります。
身体が進行方向を向いている時は、かかとサイドを使い、身体が進む方向と反対側を向いている時はつま先サイドを使います。
体重をかけエッジを雪に食い込ませる事がポイントです!
ではエッジの材質にはどのような種類があるのでしょうか?
エッジに使われている金属は主に2種類あり、スチールとステンレスが使われています。
・スチールのエッジ
スチールのエッジは標準的なスノーボードに使われています。
格安のスノーボードや、スノーボードブランドが生産する金額的に真ん中くらいのミドルクラススノーボードに使われています。
メリットは安価で加工しやすいところで、デメリットは非常に錆びやすいところです。
・ステンレスのエッジ
主にブランドが生産する金額が高いハイエンドのスノーボードに使用されています。
メリットは錆びづらいところで、デメリットは高価なところです。
材質による最大の違いは何があるのでしょうか?
それは「錆びやすいか錆びづらいか」です!
またスチールの方が材質上、刃が立っているため雪面に食い込みやすいと言われています。
エッジは使い続けるとどのような障害が出てくるのでしょうか?
特に大きな障害は3つほどあります。
①錆び
錆びついたエッジは雪面に引っかかり、ライディングのスピードを殺してしまいます。また、錆が進むとエッジを侵食していき、やがて修復不可能となってしまいます。
②傷
錆びと同様、ターン時に引っかかりを感じます。傷によって生じた細かな突起「バリ」は、滑走時に逆エッジを招く可能性もあり大変危険です。
逆エッジとは使う方と逆のエッジに体重をかけてしまいバランスを崩してしまう事です。
③エッジの丸まり
角の無いエッジは、スノーボードが持つコントロール性能を低下させます。例えばアイスバーンや急斜面では全く歯が立ちません。
また、技術レベルによっても調整を行う必要があります。
この中でも起こりやすい障害である錆びの原因は水分です。
滑った後はスノーボードの水分をしっかり取ってあげましょう。それだけで錆びの発生はだいぶ遅れてきます。
しっかりワックスを塗り、湿度の低い場所で保管するのがおすすめです。
ではメンテナンスはいつすれば良いのでしょうか?
エッジが丸くなり、ターンがずれるようになってきたら良いタイミングでしょう。
事故防止にも繋がり、滑りがかなり変わってくるエッジ。
一度チェックしてみてはいかがでしょうか?
是非楽しいスノーボードライフを過ごしてくださいね!
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