毎年夏に開催されるプロ野球の球宴「オールスターゲーム」
「オールスターの出場選手はどう決まる？」
「ノミネート条件は？」
「もし怪我で出場できない選手がいた場合はどうなるの？」
など、オールスターゲームの出場方法を解説します！
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「オールスターゲーム」とは、普段所属するチームの垣根を超えて、セ・リーグとパ・リーグの2チームでそれぞれ選抜された選手が試合を行うイベント。別名「球宴」と呼ばれるいわばお祭りのような試合です。プロ野球選手のなかでも花形の選手が出場し普段の全力プレーとはまた違った選手のプレーや表情が見れるところも見どころです。
年に一度のお祭りなので、選手は派手なグラブやパフォーマンスで球場を盛り上げます。BIGBOSSこと新庄剛志監督は現役時代、虹色のバットや光るベルト、ホームスチールでファンだけでなく選手をも楽しませました。
2022年オールスターに出場できる選手は合計60名です。
そのなかで出場選手は支配下選手として登録された選手に限られます。
ファン投票終了時点（6月27日）で、2022年度公式戦において以下のいずれかの規定数を満たしていることが条件となります。
・投手：5試合以上登板or10投球回以上
・野手：10試合以上出場or20打席以上
以下の方法で各球団必ず1名以上選出しなければなりません。
そして、1チーム29人、セ・パ合わせて60人が選出されます。
ファン投票では、各ポジション一人ずつ投票することができます。
・投手 ― 先発（3人）
― 中継ぎ
― 抑え
・捕手
・内野手（一塁手、二塁手、三塁手、遊撃手）
・外野手（3人）
※指名打者（パ・リーグのみ）
ファン投票の方法は、球団が選んだ守備位置ごとのノミネート選手を選択もしくは、それ以外の「推し」選手を記名します。該当選手がいないと思えば、そのポジションは空欄でも構いません。
こうして各ポジションから獲得総数1位を獲得した選手がオールスターに出場できます。ファン投票で出場できるのはプロ野球選手にとってこれ以上ない喜びですね。
選手間投票は、12球団の支配下登録選手全員に権利があり、各球団が選出したファン投票リストに記載された選手の中からオールスターにふさわしい選手を”選手目線”で選出するものです。
・セ・リーグ：9ポジション
・パ・リーグ：9ポジション＋指名打者
※投手：1枠のみ（先発・中継ぎ・抑えの区別なし）
ファン投票と選手間投票の両方で1位になった選手がいる場合、繰り上げなどは行われずどちらも1位の人のみ選出です。
監督推薦とは、オールスターゲームで監督を務めるセ・パ両リーグの監督が、ポジションの制約なしに全支配下選手の中から選手を推薦する方法です。ちなみに、球宴の監督は前年度の優勝チームの監督が務めます。2022年は2021年シーズンで優勝したヤクルト高津監督（セ・リーグ）とオリックス・中嶋監督（パ・リーグ）です。
ファン投票と選手間投票の後に行われ、両方の投票で選出された人数を、プラスワン投票を除く29人から差し引いた人数分選出できます。
全体で60人選ばれるうち、ファン投票と選手間投票、監督推薦で各リーグ29人が選出された後、「最後の一人」をプラスワン投票として選出します。こうして、両リーグ30人ずつ選出されます。
夢の球宴・オールスターの出場が決まっても、出場を辞退する場合があります。よくあるのは、怪我で登録抹消で出場を辞退するケースです。
「ファン投票」で選出された選手が、オールスターの出場を辞退すると、なんとペナルティが科せられます。なお「選手間投票」や「監督推薦」で選出された選手が出場辞退しても、ペナルティはありません。
【〜2019年】
所属球団のオールスター試合終了直後の試合が10試合を終了する翌日まで、再び出場選手登録を申請することはできない。
【2019年〜】
怪我等で球宴直前の試合まで登録抹消されて出場を辞退した場合、その抹消期間中の試合数を球宴後の10試合から差し引く。
オールスターに出場しない選手は、球宴期間中を休養に充てることができます。ペナントレースが中盤を迎え、夏場の暑い時期なので選手が休みたい気持ちも納得ですが、ファンに選ばれた選手たちなのでぜひ出場してほしいですね。
今回は、オールスターゲームの選出方法について解説しました！
2022年は、佐々木朗希投手や佐藤輝明選手をはじめとする球界を代表する選手同士の対決が見られるでしょうか。
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