女子サッカーこそが"本当のサッカー"。日本唯一のサッカー専門学校が描く『未来のなでしこ輩出』に向けて行う採用活動とは

JAPANサッカーカレッジ 女子高等部監督:影山 啓自

女子サッカーこそが"本当のサッカー"。日本唯一のサッカー専門学校が描く『未来のなでしこ輩出』に向けて行う採用活動とは

JAPANサッカーカレッジ 女子高等部監督:影山 啓自

「女子サッカーこそが"サッカー"である」

今回取材した、日本で唯一のサッカー専門学校であるJAPANサッカーカレッジの、高等部女子サッカー部で監督をしている影山 啓自(かげやま けいじ)氏は熱く語る。

「でも僕は男で監督だから。今回の募集では、生徒を前に立てつつ支えてくれるお母さん役がほしいです(笑)」

では『お母さん役のお仕事』とは一体……?ということで、現在スポジョバで募集している同社の『マネージャー』という仕事について、根掘り葉掘り聞いてきました!

「ぶっちゃけた話、職員室では……●✖◆▲」と、アツく真剣に、ときに冗談を交えながら話してくれた影山監督。

・「女子サッカーってこんな魅力があるんだ!」

・「え、そんな働き方できるの!?」

・「高校生と専門学生に関われるって結構凄くない?」

最初は小さな小さな興味だったものが、この記事を読み終わったときには、とても大きくなっているに違いない!


(取材:構成=スポジョバ編集部 小林亘)


「高等部のマネージャー」って一体どんな仕事?JAPANサッカーカレッジが採用したいポジション

__まずは、今回求人を出していただいている仕事内容についてお伺いしていきたいです。【高等部のマネージャー】という仕事は、具体的にどのようなお仕事なんでしょうか?




影山:今のイメージで言いますと、部長さんの募集です。高体連のサッカー部とかであれば、監督さんの横に学校の先生だけど部長さんっていると思うのですが、あのポジションの募集をしたいと考えていまして。ですから、簡単に言いますと当校ジャパンサッカーカレッジのイチ講師として働く側面もありつつ、あくまで軸は私たち高等部の女子サッカー部というイメージでしょうか。



__いわゆる"マネージャー"のようなお仕事とは違いますよね?





影山:そうですね!それこそスクイズボトルを作る、服を畳む、などのマネージャー的な仕事は、当校ジャパンサッカーカレッジで「将来はサッカーチームのマネージャーをやりたい!」と考えている7人の専門学生がやってくれています。

ですから、選手たちはもちろん、そのマネージャーたちをまとめることも仕事ですし、もし「戦術についても一緒にやりたい」「コーチングも経験してみたい!」と、ご自身の意向があれば、その辺りも柔軟には対応できますし、そういった声はぜひ発信してほしいです。


__なるほど!それは1つ、御校の特色ですね!比較的自由度も高そう。ちなみにグラウンド以外だとどんなお仕事があるんですか?





影山:たとえば大会出場の書類作成とか予算の管理とかの事務作業ですね。それからイチ講師として働く部分もありますので、それこそ先生ではないですが授業のサポートとか、学校の色んな業務関係も多くはないですがあると思います。ただ普通の専門学校とは違って「サッカー業界で働きたい」ないしは「選手として活躍したい」と考える子ども達が通う専門学校ですから、サッカーを中心とした働き方ができるのは魅力だと思いますね。

ちなみに、女子サッカー部の子たちが授業を受けていて、職員室に居る時間もあると思うんです。その際はまぁ……机に座っていればいいと言いますか(笑)。


一同:あはは(笑)






影山:「事務作業がなければ」ですよ(笑)。もちろんほかの先生方と関わってもいいと思うんです。まぁ波風立てる必要もなければ無視する必要もありませんが(笑)。逆に言うと、僕ら高等部女子サッカー部は必然的に家族・チームですから、選手とスタッフはかなり密だと思いますので、逆にプライベートな時間をお互い作った方が良いと思うくらいです(笑)。






自由度高い働き方ができる。だからこそ、求めている人物像は。

__リアルなのか冗談なのか(笑)。さて「戦術に携わってもいいし、そうじゃなくてもいい」というお話もありましたが、自由度は比較的高いと感じています。より具体的に、お仕事のイメージを教えていただけませんか??





影山:仰る通り自由度は高いと思いますし、学校のボリュームよりも女子サッカー部に関わる時間は圧倒的に多いと思います。その中で基本的にチームが活動するときはグラウンドにいて、コートの中で笛を吹くか、コートの外でベンチに居るかは本当にどっちでも良いと言いますか。

あとはAチームが公式戦に行っているときに、Bチームが他の会場でトレーニングマッチに出かけますと。その際、学校の責任者として、Bチームの引率が仕事になるわけです。ただ試合になると「将来監督を目指したい!」というコーチのタマゴ(ジャパンサッカーカレッジの専門学生)が一緒に行って指揮を執りますので、もちろんサッカーのことを話せる・わかる人であれば嬉しいですが、その限りではないというイメージですね。ただ、そんなビンゴの人、いますかね?(笑)



__あはは(笑)。でも、いわゆる高校の女子サッカー部の講師のようなお仕事で、指導経験がない方ですとか、あるいは子ども達の成長に関わりたい+サッカーが好きな方であれば、興味を持ってくださる方は多いんじゃないかなと思いますよ!





影山:その話で言いますと、逆に「バリバリサッカーやっていました!コーチやりたいです!」という方はちょっと合わないかもしれません。「事務作業だけやりたいです!」という方も同様ですね。やっぱりグラウンドだけではなく先ほどお伝えした事務作業も仕事です。

もちろんサッカーに興味がないことには勤まらない仕事ではあるものの、大前提としては子ども達に興味を持っていてほしい。必要以上に絡んじゃうパターンもあると思いますが(笑)、でも興味が無くて引いて座りっぱなしよりは全然いい。目先のスキルで何ができる、これができる、というよりも、サッカーや子ども達に興味がある方は、大歓迎ですね。


__なるほど、だから「マネージャー」と形容しているわけですか!いわゆる未経験OK!ということと思いますが、この仕事を業務委託として、ある程度自由度高く働けるというだけでも、非常に魅力的な求人だと思います!





影山:そうなんですよね。すごく良いポジションだと思います!成績が悪いからってクビにされることとかはまずありません。仰る通り感動も多く味わえると思いますので、長く続けやすい環境だと僕は思いますね。







女子サッカーの魅力は〇〇!男子サッカーと一味違う魅力とは?

__そこまで考えてくださっていること、これから入る方にとっては嬉しいと思います!……ここからはちょっと個人的に聞きたい部分ではあるんですが、いわゆる仕事のやりがいの部分なんですが『女子サッカー』に関わることの面白さを、監督はどのように感じていらっしゃいますか?





影山:女子サッカーって非常に魅力的なんですよ!特に日本の女子サッカーは、世界的にも注目を浴びているタイミングです。「未来のなでしこを育てる」と言いますか、ユース年代はまさにここから5年、10年が過渡期なわけです。変化の目覚ましいカテゴリ・タイミングだと思うからこそ、色んなものを勉強したり感じられる。このシーンは狙って体験できるものでもありませんから、結構募集自体レアかな?と。



__たしかに比較的脚光を浴びた競技ですからね!そしてその育成世代に関われることは仰る通り魅力だと思いますが、"その瞬間"と言いますか、現場ではどんなやりがいを味わえるものですか?





影山:そもそも男子サッカー部に比べて、女子サッカー部って無い学校が多いじゃないですか。マイノリティでサッカーをやるという選択肢を取っているからこそ、すごく純粋にサッカーに打ち込んでいる子は非常に多いです。だからこそ社交性が高く、物事を解決・理解しようとする力が、男子よりも圧倒的に高いんですよね。だからこそ"感覚的"ではなく"論理的"にサッカーをするんですよ。



__と、言いますと?





影山:サッカーの話で言うと、たとえば男子サッカーだと"感覚的"に「行ってこーい!」「おう!!」ってなるシーンがよくあるんですね。ただ良い意味で女子サッカーはそれが全く通用しません(笑)。ちゃんと論理立てて説明をして、示すわけです。「こうやってボールを回したら、ディフェンスがこうなるから、ココの穴を狙おう」みたいな。

ちなみに、これが女子サッカーの魅力なんですけれど、論理立てて説明して納得して行動に起こしたときの、彼女たちの伸びしろは半端じゃないです。子ども達の実行力と言いますか「こんな素直に物事を受け取って達成できるんだ」っていう。この瞬間を見られたときは、きっと引率で試合に行っていたとしても、練習だとしても選手たちと同じようにやりがいを感じられると思います。


__それは教え甲斐がありますし、関わっているだけで非常に面白そうだなと思います!感動もすごくイメージしやすいですね……!





影山:だからこそ僕は、女子サッカーこそがサッカーだなと思っています。1人身体能力が高い子が居てゴリゴリやる、みたいな点の取り方はなく、チーム全体でボールを回して戦略的に得点を狙う。だからこそ結束力も高いし、そもそもの話、選手とスタッフのリスペクトした関係が成立しないと進まない。仮に「コーチにも興味がある」という方がいらっしゃったとするなら、ココがキチっと指導できるようになれば、相当自分の力になると思うんです。もちろんそうじゃないにしても、自由度が高い働き方ができるからこそ、多くのことを吸収してほしいと思います。それができる環境ですから、ぜひ働くことを楽しみにしていてほしいですね。





本気で夢を叶えたい人が集まる場所=JAPANサッカーカレッジ

__コーチや監督ではなくても、そのチームに関わることで多くの感動できたり。特に今回お話いただいた女子チームに関われること、そしてサッカーにどっぷり漬かれる環境、やはり御校の魅力だと強く感じます。





影山:私はこれまで、JクラブやJFA(日本サッカー協会)で指導してきましたが、ジャパンサッカーカレッジは教育のポテンシャルが非常に高いと思っています。ココはプロだったりサッカーを通じて夢を叶えたいと思う人が集まる場所。私は女子高等部の監督をやっていますが、部には当校に通う専門学生が多く関わってくれています。実際チームクルーと言う形で12名の学生が外部実習という形で入ってくれているので、この子たちの最大化に向けて働きかけることができるのも、ココで働く魅力だと感じていますね。



__女子サッカー部の子ども達だけではなく、専門学生たちと一緒にチームを盛り上げられる側面がある。これはまさしく御校でしか体験できないでしょうし、大きなやりがいにも繋がりそうですね!





影山:だからこそ、冒頭の話に戻ってしまいますが、あんまりバリっとしたサッカーコーチは求めていないんです。来てくださるのは嬉しいんですが、専門学生たちのやることが無くなってしまうので。ですから、若い子たちを前に立てつつ、教育的な観点でサポートできる方。

一方で、自由度が高いからこそキーマンにもなり得るポジションだと思うんです。目指すところは僕らと同じで子ども達がサッカーを通じて夢を叶えてほしいということ。学校の責任を持ちつつ、女子サッカー部を盛り上げられる方と、一緒に働けたら嬉しいですね。


__ありがとうございます!聞けば聞くほど魅力に感じる募集だと思いますから、改めて最後に、これから御校に入りたいと考える方へ、一言メッセージをいただけませんか?





影山:そうですね。もちろん「一緒に頑張りましょう!」は大前提なんですけれど、いずれにしても"本気"でやりたい人を歓迎したいなと思います。サッカーはベースにありながらも、「サッカーに本気」か「子ども達の夢を叶えるのに本気」っていう、どちらかの主語をお持ちの方に来ていただきたい。ココは本気になる・なれる場所だと思いますので、ぜひ本気でやってみたい、本気でチャレンジしたい方!お待ちしています!!







【PROFILE】

JAPANサッカーカレッジ・高等部女子サッカー部監督:影山 啓自





高知県出身。現在のジェフ千葉、徳島ヴォルティスでサッカー選手として活躍した。ポジションはGK。引退後は男子の高体連で15年以上外部コーチとして指導をしていた経験がある。またJFAコーチとして、トレセンコーチにて四国のGK監督を務めた。その当時にたまたまタイ女子代表/U-20女子代表監督として活躍した岡本三代氏から「女子をサポートしてくれないか」と声がかかり、そこで初めて女子サッカーに携わる。主にジュニアユース世代を関わってきたが、ユース世代をもっと指導してみたい、日本全体としてもココは力を入れる必要があると考えていたときに、10年来の付き合いがあったJAPANサッカーカレッジ校長の中村氏からオファ―があり、同校に多くのポテンシャルを感じたことから、2022年2月にユース世代である高等部の女子サッカー部の監督として着任した。

4人家族で2人の娘さんがいるパパ。単身赴任をしており「寂しいです(涙)」と冗談交じりに話してくれた。ホームである高知県に奥様も娘さんも住んでいるが、来年、大学進学と就職で2人とも家を出るとのこと。2023年になれば、奥様が新潟に合流されるそう。「採用も、女子サッカー部のみんなの頑張りも、妻も。色んなものを待っています(笑)」と、最後に私たちを笑わせてくれたユニークな人柄の持ち主である。


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▼JAPANサッカーカレッジ校長・中村氏の取材記事はコチラ


第1位

第2位

第3位

第4位

第5位

設立年月 1990年04月
代表者 池田 祥護
従業員数
業務内容

新潟県、福島県合わせて34の専門学校を運営。時代のニーズに応じて設立した専門学校は、ビジネス系の学校のみならず、医療、福祉、保育、スポーツ、ペット、美容、自動車、アニメ・マンガ、調理、製菓、農業等、多岐にわたる分野に及んでいます。

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