「サッカー選手はなぜガムを噛んでいるの?」
「ルール上大丈夫なの?」
「プロ選手では誰がガムを噛んでいる?」
サッカー選手の中には、ガムを噛みながらプレーしている選手がいます。
なぜなら、ガムを噛むことでいくつかの良い効果が得られると言われているからです。
そこで、今回はガムを噛むことによってどのような影響があるのかについて解説します!
何かを噛み続けるという継続した咀嚼運動によって、集中力や判断力が上がると言われています。
つまり、ガムを噛むことによって脳内の血流が活発になり、その結果緊張を緩和できることで、集中力や判断力アップにつながるそうです。
また、ガムを噛むと、噛まない時と比べて約4倍以上の唾液が出るとも言われます。
唾液の中には、神経を集中させるNGFというホルモンが含まれており、ガムを噛み唾液を多く分泌させることで、集中力が上がるとのことです。
元日本代表の中澤佑二さんは、集中力が上がることを理由に、アップで2粒、前半2粒、後半2粒噛んでいたそうです。
試合前は緊張しますよね?
試合中も緊張したりテンションが上がったりすることで、心拍数が上がります。
ただ、その興奮状態の中でも試合に冷静に取り組む必要があります。
そこで、ガムを噛むことで、自然と噛むことに意識が移り、平常心を保つことができるのだそうです。
また、別の要因は「セロトニン」の分泌であるとも言われます。
セロトニンは、ガムを噛む一定のリズムの口の動き(リズム運動)によって分泌されるのだそうです。
これが、気持ちを落ち着かせ、リラックスさせてくれるようです。
サッカーは90分間走り続けるスポーツであり、たくさん汗をかきます。
さらに、息も上がるため、口呼吸となり、口や喉が乾いてしまいます。
そこで、ガムを噛むことで、唾液を出し続けることができ、口内の脱水症状を防げるのだそうです。
J1の川崎フロンターレに所属する家長昭博選手は、ガムを噛むことで喉が潤っている感じがする、という理由からガムを噛みながらプレーしています。
ガムを噛んだ時に出る唾液には、消化を促す働きがあると言われています。
そのため、消化器からの逆流を防ぐことにつながるのだそうです。
元日本代表の内田篤人さんは、試合中の原因不明の吐き気に悩まされていましたが、ガムを噛むことで改善されたようです。
これは、日本代表の長友佑都選手のアドバイスによるものであり、長友選手も吐き気防止のためにガムを噛んでいます。
サッカーをする際には、力が入り、歯を食いしばることが多いです。
これによって、歯に大きな負担がかかります。
ガムを噛むことでその衝撃を和らげることができるようです。
ただ、より歯に負担をかけないためにはマウスピースを使うのがよいでしょう。
先述の通り、サッカーをする際には歯を食いしばりますが、ガムというクッションがあることで、歯を食いしばりやすくなります。
さらに、歯を食いしばる予備動作としてガムを噛むことで、より力を入れやすくなるのだそうです。
また、ガムを噛むことで、噛む筋肉は常に刺激されると言われます。
ガムを噛み続けると、その刺激が脳や全身の筋肉に伝わるので、身体全体の運動機能が活発化されるという効果もあるようです。
今回は、ガムを噛むことについて解説しました!
ガムを噛むことのメリットが多くあると分かったのではないでしょうか?
様々な面において、パフォーマンス向上につながると言われているようですね!
実際に日本代表として活躍してきた選手の中にも、ガムを噛みながらプレーしていた人が何人もいるので、本当に効果があるのではないでしょうか。
パフォーマンス向上のために、ガムをうまく活用できるといいですね!
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