2009年に組織が結成され、2010年に59年振りに復活した女子プロ野球リーグ。
「京都フローラ」「愛知ディオーネ」「埼玉アストライア」、そして育成チームの「レイア」の4チームが参加していますが2021年には選手登録が0人になってしまいました。
しかし、リーグ設立から日本の女子野球人口は600人から2万人と右肩上がり。
そんな女子プロ野球の年収はどのくらいなのでしょうか?
今回は、女子プロ野球選手の年収やNPBの選手との比較、最高年収などについても解説します!
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女子プロ野球選手は、4区分で基本年俸が設けられています。
▼高卒の選手
240万円+その他手当80万円相当+インセンティブ・タイトル
▼短大・専門学校を卒業した選手
264万円+その他手当80万円相当+インセンティブ・タイトル
▼大卒の選手
288万円+その他手当80万円相当+インセンティブ・タイトル
▼一般の選手
288万円+その他手当80万円相当+インセンティブ・タイトル
このような形で、所属3年目以降から基本給に年間実績や出来高がプラスされるので変動的な年俸になります。
基本年俸が設定されているため、上記の金額よりも下がることはありませんが契約を結べなくなることはあるようです。
また、女子選手で最高年俸となる金額は、女子プロ野球協会が発表している2018年度の最高年俸で三浦伊織選手の980万円でした。
三浦伊織選手は1992年愛知県生まれの京都フローラで活躍した外野手で、5割近い驚異的な打率を叩き出し「女子プロ野球界のイチロー」とも言われた選手です。
三浦選手と同世代の女性の平均年収は、約348万円なので一般的に見るととても高い年俸のように感じます。
同じ女子プロスポーツの中でも女子プロサッカー選手の平均年収は、240万円程度で、名プレイヤーであった澤穂希さんも600万円程度と言われています。
一方、NPB選手の平均年俸は4174万円となっており、男女間で年俸に大きな差があることが分かります。
男子プロ野球、球団ごとの年俸について知りたい方はこちらをお読みください!
→【プロ野球】球団ごとの年俸事情!オーナー企業とは?
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前述したように、女子プロ野球選手の年俸はNPBの選手と比べると決して高いとは言えません。
しかし、「身体・食事・生活」のサポートが万全に行われていることが女子プロ野球の特徴です。
鹿屋体育大学で年間3回、最新機器を駆使し、選手一人ひとりを野球のスペシャリストに育てるためのプログラムが用意されていたり、指導者を目指す選手のセカンドキャリアのサポートとして、教員免許取得が可能となっていました。
実際に、女子プロ野球界で活躍した選手の多数が新たな舞台で活躍しており、先ほど紹介した三浦選手も、セカンドキャリアとして「柔道整復師」の資格試験に合格しています。
また、美人過ぎる選手としても注目を集めたみなみ選手(埼玉アストライア)は、現在は阪神タイガースが設立した「阪神タイガースwomen」というクラブチームの一員として女子野球の普及のために活躍しています。
さらに、女子プロ野球では、選手と寮母が一緒に日替わりで料理を行い、バランスの取れた食事を作っており、食の面からも野球に集中出来る環境作りがなされています。
2021年には女子プロ野球に登録していた選手全員が退団してしまいましたが、高校や大学で野球に打ち込んだ女子選手たちが卒業後にもプレーを続けたいという思いを実現させてきました。
2009年以前には全国に5校しかなかった女子野球部ですが、2021年には44校もの学校が全国高等学校女子硬式野球連盟に加盟しています!
その中には女子プロ野球で活躍した元選手が携わったり指導者を務めているところも多く、女子プロ野球によって、日本の女子野球界が動き出していることは確かなのです!
いかがでしたか?
今回は女子プロ野球選手の年俸について解説しました。
ぜひ、皆さんもチェックしてみてください!
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