「サッカーのロングキックを蹴るコツが知りたい!」
「どうやったら浮いた球が蹴れるの?」
サッカーでゴールまでボールを運ぶ際に使われるパス。
短いパスはショートパス、長いパスはロングパスと呼ばれています。
遠くにいる味方にパスをする時に使うロングパスでは、どうやってボールを浮かせて蹴っているのでしょうか?
今回はロングパスの蹴り方やコツ、練習方法などを紹介していきます!
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ロングパスでは種類ごとに、蹴り方が変わりますが、腕の使い方が重要です。
ロングパスを蹴るときは腕を広げて蹴ります。
腕を広げることで体全体を使うことができ、バランスが取りやすくなります。
そして、蹴る足の腕は蹴らない足の腕より、ややかかとに近くなります(腕が下がる)。
飛行機や鳥も飛ぶときは翼や羽を広げていますよね。イメージはそれに近いかもしれません。
腕を広げるにはしっかりと踏み込み、意識しなくても腕が広がるようになることが大切です。
実際に蹴る前に踏み込みの練習を行い、動画や写真を撮りながら腕が広がっているかをチェックするのが効果的です。
サッカーは状況がめまぐるしく変わり、臨機応変な対応力や瞬時の判断力やひらめきが求められるスポーツです。
ロングパスも例外ではなく、状況に応じていくつかの種類を使い分けることが大切です。
遠くにいる味方にボールを渡すことができるロングパスは大きく分けて以下の3種類に分類されます。
①バックスピンをかけたふんわりしたパス
②速いライナー性の浮き球のパス
③グラウンダーのパス
これらの種類によって、ボールのどの位置を蹴るかが変わってきます。では、そんなロングパスを蹴るコツとは何でしょうか?
コツは軸足を強く踏み込むこと、体の軸の安定、そして腕を使うことです。では、種類ごとに解説していきます。
まず、バックスピンをかけたふんわりしたボールですが、これはインステップでボールの下を切る(カット)ようにして蹴ることです。
切るというのは、包丁などでじゃがいもなどを切るようなイメージになります。
ボールが地面についている設置部分に足を入れて、強いバックスピンをかけることでボールが高く浮きます。
そして、フォロースルーでは、足を振り切らずに止めて蹴ることもポイントになってきます。
イメージ的には、足にブレーキをかけるようにして止めます。
また、ふんわりしたボールはインフロントを使って蹴ることもあります。
インフロントの場合は体の姿勢を崩さずにボールの下に足を入れやすいため、ボールを浮かせやすくなります。
インフロントキックをマスターしたい方必見!
サッカーのインフロントキックとは?蹴る位置や蹴り方のコツを解説!
インステップでもインフロントでも蹴れるようになるのが理想です。
次に、速いライナー性の浮き球のパスですが、ボールの底と中心の間に足を入れてミートして蹴ります。
そして、足(膝から下)の振りを早くします。
速いボールを蹴りますが、ボールを浮かせるには力を抜いて足を振ることが大切になるため、力まないようにして蹴りましょう。
ライナー性のボールを得意としているのは元日本代表ゴールキーパーの西川周作選手です。
左足から繰り出されるライナー性のボールの精度はワールドクラスと言っていいでしょう。
そして最後に、グラウンダーのパスですが、こちらはボールの真ん中より少し上を蹴ります。
ボールの下を蹴ると、浮いてしまうため、真ん中より少し上を蹴ります。
ロングパスは浮き球をイメージする人が多いでしょうが、意外にもグラウンダーの長いパスが必要になる場面は多くあります。
グラウンダーのパスは浮き球のパスの時よりやや斜めから助走を取り、斜め下にカットして蹴ります。
グラウンダーのパスは浮き球に比べて、味方に速く到達するため、相手にカットされにくいというメリットもあります。
では、ロングパスは試合中のどんな場面で使うのでしょうか。大きく分けて使う場面は3つあります。
①サイドチェンジ
②カウンター
③ゴールキック
ロングパスでは、攻めているサイドを変え、相手を揺さぶることのできるサイドチェンジやカウンターの際に前線へすばやくボールを送る時に使われます。
また、ゴールキックの際に前線へボールを送る時にも使います。
そして、近年では守っている際にボールを蹴りだすクリアでも味方に繋ぐことが求められるため、クリアの時にもロングパスが使われるケースがあります。
ロングパスは距離が長いため、より正確性が求められます。
ロングパスは、味方が止まっていても、動いていてもトラップできるように蹴る必要があります。
2人組の時はまず、向かい合っての対面パスで、止まっているボールから練習を始めると良いでしょう。
最初は15mくらいの距離から行い、徐々に距離を広げていくのが効果的です。
そして、転がってきたボールをダイレクトで蹴ることも効果的な練習方法の1つです。
止まっている相手に正確にパスが出せるようになったら、走っている相手に合わせる練習をすると良いです。
そして、走っている時は味方選手のスピードが落ちないように、後ろではなく、やや前にパスをすることも心がけましょう。
パスを受けるほうの選手はボールの動きを予測することが大切です。
特に浮いているボールの場合はボールが浮いている時間にどこまで動けば良いかをイメージすることが大切です。
また、チーム練習の際は、オフェンスを2組にわけてマーカーでグリッドを作り、その間にディフェンスを置いて、
逆サイド(オフェンス側からオフェンス側)にロングパスを通す、サイドチェンジの練習も有効です。
ロングパスは、コツを掴み繰り返し練習することが大切です。
そして、慣れてきたら試合を想定し、相手がボールを取りに来ている状況でも蹴れるようになると良いでしょう。
動画や写真を撮りながら、繰り返し、練習してみてください!
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