アルティメットとは?ルールやスポーツとしての魅力を紹介!

編集部 スポジョバ

アルティメットとは?ルールやスポーツとしての魅力を紹介!

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「アルティメットってどんなスポーツ?」

「アルティメットって格闘技じゃないの?」

「アルティメットって聞いたことあるけどやったことない。」

このような疑問を持っている方のために、本記事ではアルティメットがどんなスポーツなのか、基本的なルールやスポーツとしての魅力などを紹介していきます!

アルティメットとはどんなスポーツ?

 

アルティメットとは?

アルティメットとは、フライングディスクを使って行う競技で、7人制で攻撃側、守備側に分かれて行います。

『フライングディスクを使ったアメフト』『アメフトとバスケットボールを足して2で割ったようなスポーツ』などと表現されることが多いようです。

アルティメットは「究極の」や「最高の」という意味。名前の由来は、走力や持久力、ディスクを操る技術など、幅広い能力が求められることから名付けられました。

フライングディスクについて

ゲーム中に使用されるフライングディスクは、いわゆるフリスビーとほぼ同一のものです。

なお、公式規定が存在しており、直径27cm、重さが175gに当てはまるディスクが採用されます。ディスク自体は通販で1枚1000〜2000円程度で気軽に手に入るものです。

アルティメットのルール

アルティメットのルールを簡単にすると、「7人対7人で行うチームスポーツで100m×37mのフィールド内でフライングディスクをパスしながらつなぎ、コートの両サイドにあるエンドゾーン(18m)と呼ばれるエリアでフライングディスクをキャッチすれば得点が入るスポーツ」です。

基本的なルールを整理すると


  • フィールドの端にあるエンドゾーン内でディスクをキャッチすると得点

  • 原則ディスクを持ったまま歩いてはいけない(ただし、特定の状況では歩くのを許容される場合がある)

  • ディスクが落ちたり、パスカットがあると攻守交代

  • 相手の所持するディスクをはたく、または奪ってはいけない

  • 身体接触禁止

  • セルフジャッジで試合を進める

などが挙げられます。

 

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アルティメットの特徴

アルティメットの特徴は、まず身体接触が禁止されていること。

アメフトやバスケに似ていると言われますが、このルールが1番異なる点です。接触禁止であることから老若男女が同じコートでプレーできるという点もアルティメットの特徴です。

また、アルティメットの最大の特徴はなんと言っても審判がいないことでしょう。

アルティメットはフェアプレーの精神を最重要視し、審判を選手自身が行う「セルフジャッジ」を採用しているのです。選手同士で意見が食い違った場合には、自分と相手の意見を考慮し、有利不利関係なく、事実に基づいて判断しなければならないのです。

このように審判がいないスポーツは非常に珍しく、他に審判がいない競技にはゴルフやカーリングなどが挙げられます。

アルティメットのルールは細かく見るととても多くのルールがありますが、セルフジャッジを採用しているので、ルールブックを熟読してルールを理解しておくことが重要なポイントです。

ただしアルティメットのルールの中には「経験者は、初心者や若手を含む選手の試合において、ルールや試合中の協議に対するアドバイスをすることができる」という初心者に優しいルールもあるので、初心者でも始めやすい点も特徴です。

アルティメットの魅力

アルティメットの魅力として、ゲームに必要なものがフライングディスクのみであることが挙げられます。他のスポーツとは違い、金銭面的にも手軽に始められます。また、先述した通り身体接触が禁止されているため、男女混合でゲームができます。なお、男女混合の場合は女性3〜4名以上出場との規定があります。

アルティメットのスポーツとしての魅力は何と言っても、華麗なパスワークや浮いているディスクを飛びつきながらキャッチするダイビングキャッチやロングシュートなどのダイナミックなプレーです。

「やるスポーツ」としても底なしの楽しさがあります。

初心者の段階ではディスクを投げられるようになる楽しさから、思い描いたパスが通せるようになったり、自分たちで考えたプレーができるようになる楽しさがあります。長い間プレーをしている熟達者でも、新しい戦術を生み出したり実践する楽しさや、気の知れた仲間同士で集まってプレーする楽しさもあります。

アルティメットの歴史

アルティメットは1968年にアメリカのニュージャージー州にあるコロンビア高校で、当時高校生だったジョエル・シルバー氏によって考案されたゲームです。

日本では、1980年代後半になるまでは個人競技の影に隠れていましたが、1984年にフリスビーからフライングディスクに名前が変わり、団体種目へ移行したことから、国内でも徐々に流行りはじめました。また、2012年にはセルフジャッジにより「相手を尊重」や「自発性」を養えるという観点から、中学校学習指導要領にも入っています。

現在はアルティメットを本格的に始める大学生も多く、日本全国にたくさんのチームが存在します。

 

日本・世界のアルティメット事情

 

アルティメットの競技人口

アルティメットは世界50カ国以上に浸透しており、競技人口は全世界で約10万人、発祥国のアメリカだけで5万人を超えています。

日本国内のアルティメットの競技人口は5000人ほどと言われています。

先述した通り、中学校学習指導要領にも入っているため、今後国内の競技人口は増えると言われています。

アルティメットが強い国はどこ?

アルティメットが強い国はどこなのでしょうか?

アルティメットの世界ランキング堂々の1位は男女ともに発祥国アメリカです。アメリカにはアルティメットのプロリーグも存在しており、競技環境やコーチ制度が整っています。

日本におけるアルティメット

中学校の学習指導要領にも採用され、今後競技人口の増加が予想されているアルティメット。またその範囲は中学校体育だけでなく、小学校や高等学校の体育、総合型地域スポーツクラブでも採用され始めているようです。加えて大学にもサークルなど多数アルティメットのチームがあります。

日本国内では、全国大会や高校生以下のユースの大会も開催されており盛り上がりを見せています。

そんなアルティメットの日本代表チームは、世界ランキング5位です。

2019年のアジア・オセアニア大会では男女共に優勝するなど、アジア・オセアニア地域では優秀な成績を残している日本。今後の世界大会では、並み居る世界の強豪にどんなプレーを見せてくれるのでしょうか。

アルティメットとオリンピック

2022年現在、世界フライングディスク協会(WFDF)が国際オリンピック委員会(IOC)へも加盟しており、アピール活動を続けています。

2028年の夏季オリンピックの開催地がアメリカのロサンゼルスに決定し、アルティメットの強豪国であるアメリカがメダルを取れる可能性が高い競技のため、追加競技として採用される可能性があると言われています。

2021年の末頃にはWFDFはアルティメットをオリンピックの競技に追加すべく、新しく4人制アルティメットを提案しています。現在は準オリンピックと言われるワールドゲームズにアルティメットは採用されています。

 

今回はアルティメットについて解説しました。

ゴール型の競技としては珍しく審判が存在しないことや、初心者の方でも楽しめるようなルールも設定されているなどの特徴もありましたね。

これからなにか新しい競技にチャレンジしてみたい!このように考えている方はぜひアルティメットを始めてみてはいかがでしょうか?

このようにスポジョバではスポーツに関する情報を発信しております。ぜひ他の記事も併せてお読みください♪

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