転職は異業種にチャレンジする方も同業種で挑み続ける方もどちらもいる。今回お話を聞いたのは、スイミングインストラクターから再びスイミングインストラクターに挑戦するお二人。出会い方は異なっていても、元をたどると偶然にも同じところから始まっていた。どこを魅力だと感じるかは人それぞれ。お二人がどんなところにやりがいを感じてスイミングインストラクターを続けているのかお話を聞いた。
スポジョバを通じて入社された方のその後を追う企画「スポジョバ採用ファイル」。今回はトゥリトネススイミング有明で働くお二人にお話を伺った。
(取材・執筆:中田 初葵、編集:伊藤 知裕)
ーーー本日はよろしくお願いいたします!早速ですがお二人はどこからトゥリトネスの求人を見つけてくださったのですか?
Y.N:私はインターネットで「水泳 インストラクター」で検索してヒットしたのがスポジョバでした。あんまり詳しくは覚えていないですが(笑)
F.A:私は実はX(旧Twitter)なんです。たまたま見ていたらポンってタイムラインに。でもそのときは別に求人を探していたわけではなくて、何の目的も無く見ていたらトゥリトネスの求人が流れてきて、「トゥリトネス聞いたことあるぞ」と思って見てみたら面白そうで。すぐに登録して応募しました。
だからみなさんの応募の流れとは違っていましたね(笑)普通は、登録→応募の流れだと思うんですけど、私は応募したい求人があったから登録したみたいな形で!
ーーーお二人とも出会いはそれぞれ違ったんですね!特にXで見つけてくださったのがびっくりでした・・・!Y.Nさんはどうしてスポジョバを使おうと思ってくださったんですか?
Y.N:それこそ今回のインタビューみたいな取材記事を読んだことがきっかけです。別に全然興味はなかった職業の記事でしたが、こういう働き方やお仕事もあるんだなと感じられました。
ーーースポジョバ編集部が作った記事を読んでくださっている方々がいるんだと改めて実感することができて感動です・・・!私ももっとXの配信や記事の公開を頑張ります!!スポジョバを開いてみて実際どんな印象を受けられましたか?
F.A:他の求人媒体も使っていましたが、すごくわかりやすかったです!余計な情報だったり雑味みたいなものが無くて、すごく見やすくてよかったです!
Y.N:スポーツの仕事がいっぱいあるのはもちろんなんですが、単純にサッカーとかバスケとかではなくてスポーツとは少し離れたリハビリなどの求人もあって。その職種を応募することはないにしても、勉強の場として読ませてもらっていた部分はあります。
ーーーありがたいお言葉ばかりでうれしいです。ちなみにF.Aさんが先ほどトゥリトネスを聞いたことがあるとおっしゃっていましたが、元々お二人はトゥリトネスをご存じだったのですか?
F.A:通っていた地元の水泳クラブへ、小学生くらいの頃にトゥリトネスが来てショーをやってくれていたんですよ!大会でショー自体は見られなかったのですが、ポスターが貼ってあったりチラシを配っていたりしていたのも知っていたので、名前は知っていました。
ーーーえー!!元をたどっていくとそんな出会いがあったんですね!!ということはY.Nさんも・・・?
Y.N:私は後で知ったんですけど、私が前に勤めていたスイミングスクールにも実はショーで来ていたんです。新入社員だったころにショーのサポートをしていたことを覚えています。あの時はまだトゥリトネスだとは認識していませんでした。
ーーー偶然の出会いに見えて実は働く運命だったのかもしれないですね!トゥリトネスさんのどこに魅力を感じて働こうと思われたのですか?
F.A:私自身は指導者としてのスキルアップをしたいと思っていました。前職も水泳インストラクターでしたが高齢者や中高年の方々を対象に指導していました。それは子どもたちの指導とは全く違うスキルが必要で。大人への指導はちゃんとした形や動きを正確に教えてできているかを判断しています。でも子どもは発達していく中で動きも覚えていくと思うので形を教えるというよりはコツを教えていければいいので、そこの指導スキルを高めていきたいと思ったのがきっかけです。さらには選手クラスの指導もできると聞いていたので、そこも魅力に感じました。
ーーーY.Nさんも指導面で魅力を感じられたのですか?
Y.N:私ももともとスイミングインストラクターをやっていましたが、やっぱりこの業界は他の業種に比べて働きづらいと自分では感じていて。そこでトゥリトネスの求人を見たときにちゃんと自分の時間も確保できる働き方にすごく魅力を感じました。トゥリトネスが働きやすさを重視されていることも知れたので、ここでなら働けるかなと思いました。
ーーーお二人とも魅力に感じられた部分は違ったんですね。お二人とも前職でもインストラクターをやられていたとのことでしたが、どのようなきっかけでインストラクターを始められたのですか?
F.A:自分は5歳くらいから水泳を始めてずっと選手として続けてきました。選手としては17年間、そこから仕事で水泳をしているので、人生のほぼ全てをプールと一緒に過ごしてきました。元々自分が「やる」側で水泳をやっていただけだったのですが、大学でスポーツの勉強をしたり学生コーチを経験したりしていく中で「教える」のも楽しいんだなって、好きなんだなって思って入った形になります。今も楽しくインストラクターを続けられています。
Y.N:私が水泳をやっていたのは小学生くらいで。あとは学校の授業でやっていたくらいだし、あまり水泳は好きじゃなかったんですよね(笑)就職するときも別に水泳が教えたくて入ったわけではなくて、偶然にも配属がスイミングの方になってしまって。最初は希望の配属とは異なっていたので嫌だなと思っていたけど、結果的には水泳をやっていてよかったと思っています。
ーーー現在に話を移していきたいのですが、トゥリトネスはどのようなクラスで指導されているのですか?
F.A:基本的には5つのクラスに分かれていて、それぞれ習っていくことが異なってきます。小学校1年生とかで顔に水をつける練習をしている子もいれば、幼稚園生でバタフライをしている子もいて、レベルは様々です。私は1週間の中で全クラスが見られるようにしています。
Y.N:私は一番上のクラス以外は持っています。1クラスの人数も限られていて1クラス5人~8人くらいの構成になっています。
F.A:他のスクールに比べたらかなり少ない人数で指導していると思います。他のクラブだと1クラス15人~20人くらいなのでそこはトゥリトネスの特徴でもあるかなと思います。
ーーーレベルが様々な子どもたちに指導していく中でお二人が意識したいことは何かありますか?
Y.N:一番は安全管理ですね。目が行き届くようにすること。あとはやっぱり少人数制の部分もトゥリトネスは売っているので、一人ひとりに寄り添って泳ぎの面でも精神的な面でも支えられるようにしていきたいと思っています。
F.A:子どもとのやりとりを大切にしたいですね。教える側がやってほしいことも全てやってくれるわけではないし、子どもたちによっても反応はそれぞれです。だから、子どもたちそれぞれの反応をくみ取りながら、教える側が譲れないことはやってもらうという駆け引きの部分を大切にしたいです。
ーーーお二人とも子どもたち一人ひとりのことを知ろうとされていることがよく伝わってきます。Y.Nさんは、希望していなかったスイミングインストラクターを今はやっていてよかったと先ほどお話しされていましたが、なぜそう思われたのですか?
Y.N:やっぱり子どもたちや保護者の方から「スイミングに来てよかった」という声を直接的にも間接的にも私たちへ届いたときにやっていてよかったと思いますね。子どもたちが成長する姿を見られたときに、こちらの自己肯定感が上がるというか。指導面で行き詰まったときにも、成長した姿や嬉しい言葉をもらえると頑張ろうと思えます。そういうものの積み重ねがスイミングインストラクターを続けさせてくれていますね。
ーーーF.Aさんはどんなところに楽しさを感じられていますか?
F.A:トゥリトネスはいい意味でまだまだ若いクラブなので下がり目がないんです。子どもたちもそうだし、選手クラスもそうですが、もう上がっていくしかないんです。だからうちのクラブで初めて東京都大会で優勝できる子がでたらいいなとか、全国大会で決勝に残る子がでたらいいなとか、そういうところを思い描きながら日々仕事ができていますね。だから、一番下のクラスを見ているときももしかしたらこの中に未来のオリンピアンがいるのかもしれないなと思いながら指導はしたいし、水泳を通して人生を豊かにする力を何かしら身につけてほしいなと思いながら指導をしたいです。
ーーーインストラクター業を続けてきた中でこれからも続けていくために目指していきたいインストラクター像を教えていただいてもよろしいですか?
F.A:私はもう明確に1個決まっていて。教え子が将来顔を出してくれる先生になりたいと思っています。もしその子が水泳を辞めてしまったとしても「先生、久しぶり!」といって来てくれたり、あわよくば「先生が自分の恩師です」って言いに来てくれたりする位の先生になりたいですね。
ーーーそのためにF.Aさんが挑戦していきたいことは何かありますか?
F.A:結局は子ども第一で考えたいですね。この子にとってどの選択が一番ベストなのかを私の方で考えて導いていってあげたいです。自分がこうしたいという自分本位で考えるのではなく、今この子には怒ることが必要なのか、楽しませることが必要なのかとか駆け引きをしながらこの子にとって何がいいのかをいつも考えて指導にあたりたいです。
ーーー自分がどうしたいかではなく、子どもを一番に考えて指導していきたいお気持ちがすごく伝わります。Y.Nさんはいかがですか?
Y.N:子どもたちの中で、「インストラクターになりたい」って言ってくれた子がたった1人いたんです。私を見てこんな職業に就いてみたいって思ってくれる子が1人いるだけでも嬉しいです。
そのために、頑張りたいこととは違うかもしれませんが、今までインストラクターとして積んできた経験を活かせるようにしていきたいです。自分を飾ったりするのではなく、ありのままの自分を見せていきたいですね。こんな人間もいるんだよって子どもたちに見せてあげたいです。
ーーートゥリトネスを人間関係も学べる場にしていきたいということですね。
Y.N:そうですね。人間関係はもちろん、社会性も身につけられると思うので、人生の道しるべじゃないですけど、何か参考になるものが子どもたちの中で見つけてくれたらいいなと思います。
【PROFILE】
Y.N(右)
マイブームは散歩。いかに家までお金をかけずに帰ってこられるかに挑戦中。最近は恵比寿からテレビ局巡りをして東京駅まで歩いて帰ることに成功したそう。
F.A(左)
マイブームはもの集め。何かを集めることにハマっているようで、最近はお酒と香水。机の上にお酒ゾーンを作って飲みたいお酒を選んでいるそう。
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設立年月 | 2002年06月 | |
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代表者 | 不破 央 | |
従業員数 | 17名(役員3名含む) | |
業務内容 | ・プールイベントの企画、制作、演出および出演活動
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